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2006年1月14日

ブログの日付言語

このブログはお気づきの方もおられるかと思いますが、Movable Type でつくっています。

Ver. 3.2 からは限定個人用でもブログの数が無制限になったので、エスペラントによるブログをつくっています。
日付用の言語の中にエスペラントがなかったので、追加しました。その方法は他の言語を追加する場合にも応用ができるかと思いますので、「追記」で紹介します。関心をおもちの方はご覧ください。

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2006年1月18日

人工言語

昨日紹介したペアノも人工言語を発表している。
ソルレソルという。勘のいい方はお気づきかと思うが日本語での呼び方にすればソレソ。音階名からつくられ歌うことも可能なのだそうだ。

発表されたものだけでも多くの人工言語がある。
しかし、単語や文法まですべてを創り出しているために覚えにくいものがほとんど。

エスペラントの発表の少し前にボラピュックVolapuk(uの上には点2つ。ドイツ語をご存知の方はウムラウトと言えばお分かりでしょう。)というのが発表されていて、ザメンホフもエスペラントの発表をやめようかと考えたらしい。これは、ドイツのシュライアーが発表したもので、ドイツ語などをベースにしている。
ザメンホフがエスペラントの発表を決意するようになったのは、シュライアーがボラピュックを飽くまでも自分のものとしたため。
ザメンホフは根幹となる部分は変えないように求めたが、言語が自然に変わるように、使用者に任せた。

2006年1月30日

人工言語

以前人工言語について紹介した。

ある意味では人工言語といえるものがある。例えばヘブライ語。今イスラエルの公用語になっている。
古代ヘブライ語は既に滅んでいた。今のヘブライ語はその滅んだ古代ヘブライ語を復活させたもの。当然当時はなかった単語など復活は大変だったろう。

日本語の「標準語」もある意味では人工言語。東京の下町方言をベースにつくられた。

前回紹介したソルレソルのようにそのすべてを創られた言語や今回取り上げたようにベースとなる言語があるものまで、様々な人工言語がある。
エスペラントも単語についてみると既存の言語から取ってきているし、文法も既存の言語にモデルがある。欧米の大半の言語が属すインド・ヨーロッパ語族の基本的な文法構造をベースに不規則をなくし、名詞や形容詞の性をなくし、動詞の人称変化をなくすなどして大幅に整理されている。

2006年2月 8日

アラビア語

アラビア語を学ぼうと思っている。これまでにも何度か思って、学び始めたこと数知れず。

最大の障害は、あの文字。初めて思った時に比べれば、教材が増えていて楽にはなっている。何しろ初めてのときは発音もよくわからなかった。発音の仕方が書かれていて、それを読んだだけではよくわからない。

初学者用のテキストには母音を表す記号もついているが、通常は書かれない。つまり、基本的に子音しか書かれない。だから、知っていないと読めない。
この障害を乗り越えて、何とか次のステップに進みたい。

2006年2月15日

日本

日本(にほん、あるいは、にっぽん)というのがやまとことばではないということが意外と知られていない。
これは「ひのもと」に漢字を当てたもの。昔、日本は中華圏で中国語を標準語としていた。漢文が教えられるのもそのため。だから漢字を当てる必要があった。そして、その音読み、すなわち中国語名が使われるようになった。
中華圏の国では国名が中国語名になっている。韓国(大韓民国)しかり、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)しかり。さらにはベトナムもしかり。ベトナムは漢字では越南と書き、そのベトナム風音読み。今でこそ漢字を使わなくなったが、ベトナムも元々は中華圏で、中国語の影響は残っているらしい。
中国を除く中華圏で今も漢字がはっきり使われていると言えるのは日本くらい。北朝鮮は全く使わないし、教えない。韓国は公式文書では使われない。一時教えなくなったが、国民の反発で教えるようになっている。

ついでながら、英語のJapanは「日本」の中国語音が伝わったもの。「にほん」あるいは「にっぽん」と随分違うと感ずるかもしれないが、音読みにはいくつかあることを思い出していただきたい。「日」にも「にち」という音の他に「じつ」という音もある。これは伝わった時代が異なり、都も移ったため。だから、「じっぽん」という読みが採用された可能性もあるのだ。

2006年2月16日

日本語の音韻

外国語を学ぶ際にも日本語の音韻について知っておくことは大事。
子音と母音とからなっているが、日本語の特徴の一つは音節が母音で終わること。例外は「ん」だが、これはちとやっかいな存在。

50音図の「行」は同じ子音で始まる音節。ただし、歴史の中で変化して異なる子音が混じっている行がある。
サ行では「シ」の子音が他と異なる。「サ」「ス」「セ」「ソ」「シ」と発音してみると、最後の「シ」のところで舌が動く。
タ行では「チ」と「ツ」。「タ」「テ」「ト」「チ」「ツ」と発音してみると、「チ」「ツ」のところで舌の触れる位置が変わる。
ハ行では「ヒ」と「フ」。「ハ」「ヘ」「ホ」「ヒ」「フ」と発音してみると、「ヒ」と「フ」のところでともに舌が動く。
ザ行では「ジ」と「ズ」。「ザ」「ゼ」「ゾ」「ジ」「ズ」で「ジ」「ズ」で舌がともに動く。
ダ行では「ヂ」と「ヅ」。この2つは「ジ」「ズ」と同じ音。

濁音はどうも古代日本語には存在しなかったのではないかと思われる。もしも存在していたならば、「仮名」が作られたときに別の文字が作られたであろうから。元々清音の子音が無声音で、濁音の子音がその有声音であったようだが、歴史の中で異なってしまっているものがある。
サ行とザ行。サ行では舌が触れないが、ザ行では触れる。
中でもハ行はかなり複雑。どうも元々はパ行の音であったらしい。これなら、無声音と有声音の関係になる。

「ん」には実は5つの音があり、それらを発音し分けている。
次に何も音が続かないとき、例えば「パン」
次にカ行、ガ行が続くとき、例えば「考える」
次にマ行、パ行が続くとき、例えば「とんぼ」
次に「チ」を除くタ行、ナ行が続くとき、例えば「反対」
次に「チ」が続くとき、例えば「とんち」
これら以外の音が続くとき、どの音かは確かめていただきたい。

2006年2月18日

韓国のドラマ

今韓国のドラマを見ている。
スカパーで契約しているチャンネルなのだが、家族は分からないからと付き合ってくれないため、余り見られない。
時代劇で、王位継承をめぐる争いが描かれている。最近始まったところで、仕方がないから録画して見ている。日本語字幕つきで、やはり字幕を見てしまうので、付いていないほうが嬉しいのだが。字幕がないと、大まかな流れしか分からないが、学習にはその位がいい。ところどころ聞き取れると嬉しい。
朝鮮史を知っているともっと楽しめるのだろうが。

2006年2月26日

鼻濁音

以前日本語の音韻について書いたが、鼻濁音に触れなかった。

ガ行の音には2種類ある。カ行の有声音である音(以下g)と、今回の鼻濁音以下ng)と呼ばれる音。
鼻濁音を使う地方と使わない地方がある。私は使わない地方で育ったので、どこで使うのかがよくわからない。
使い分ける人にとっては使うべきところでgの音を使うと汚く感ずるらしい。私はいろいろな言語に興味をもっているので、両方の音を使う言語もあり、何とか発音はできる。

逆に使い分ける人にとっては外国語の学習には障害となる。gの音を使うべきところでngを使ってしまい、通じなくなる。

私はngの音ではなく、gの音を使うところを覚えたほうが覚えやすいのではないかと思っている。
まず、語頭。数字の5。合成語で元の語が意識されている場合の後ろの語の頭。

前回書いたように、元々清音、濁音の区別は存在しなかったようなので、鼻濁音の発生など相当後だろうと思う。
京都にないようなので、これが標準の音とされたのは、明治以降に東京のことばをベースに「標準語」がつくられたからだろう。

2006年2月27日

韓国の時代劇

CS衛星放送で韓国の時代劇を見ている。時代は秀吉の朝鮮侵攻の前。秀吉の使者も登場した。字幕なので、元の声がわかるのだが、秀吉が朝鮮(韓国)語を話すのでちょっと妙な気分。

大長今(邦題:宮廷女官チャングムの誓い)でも倭寇が登場。こちらでは倭寇は日本語を話していた。吹き替えではどちらも日本語なので、どうなっているのか分かりづらかったが、原音で聞くとよくわかる。これは今DVDを入手している最中(長く、安くないのでまだ全部は揃っていない)だが、NHKで放送されたものをDVDにしている。

「冬のソナタ」でもそうだったのだが、韓国のドラマは大体1回が70分。NHKは60分で放送している。つまり、毎回10分ほどがカットされている。「冬のソナタ」は韓国で作られたDVDも入手した。日本版よりはるかに安い。ただ、当然のことながら、吹き替えも字幕もない。原音のみ。

2006年2月28日

「十」の読み方

日本語の数詞は基本的に中国語から輸入されたものを使っている。
もともとのやまとことばは、ひと・ふた・...つまり、「ひふみ...」と数えるときに使っているもの。これは現在では限られた使い方しかされない。

さて、タイトルに挙げた「十」だが、これは中国語から「じゅう」という音が入ってきている。旧仮名遣いでは「じふ」と書かれる。これは輸入されたときの音を写したもの。現代中国の標準音では音節の最後に来る子音は2種類しか残っていないが、輸入されたときにはpの音だったと思われる。以前にも書いたが、ハ行の子音は昔はpだったと思われる。そして、これが歴史の中で「じゅう」という音に変わってきた。

問題はこの次に他の語が続いたとき。例えば「十回」。今は恐らくほとんどの人が「じゅっかい」と読んでいると思うが、元の音が変化してきた中では「じっかい」となってきた。それが「じゅう」と変化した、単独での読み方に引きずられて「じゅっかい」という読みが発生したものと思われる。

2006年3月 1日

日本語の数詞

さて、日本語の数詞には「やまとことば」のものと中国語から輸入されたものとがある。
既に書いたように、「やまとことば」のものは今ではせいぜいが「とお」までで、それを超えるものは「はつか」などにその痕跡を残すだけとなっている。

じつはこの「やまとことば」の数詞には面白い特徴がある。
ひと-ふた hito - huta
み-む mi - mu
よ-や yo - ya
いつ-とお itu - too
2倍になるところで同じ子音が現れるのである。

なお、似たような状況の朝鮮(韓国)語では固有の数詞はもっと使われている。99まではしっかり使われていて、使い分けがある。時刻をいうとき、時の方では固有の数詞を用い、分の方では中国語から輸入された数詞を用いるという具合に。
傾向としては固有の数詞は個数を表し、中国語から輸入された数詞は順序を表す。これは日本語にも似た傾向がある。「ひとつき」といえば、1ヶ月、「いちがつ」といえば、年の最初の月。

2006年3月11日

通訳

通訳は難しい。
こんなことを思ったのは、NHKのど自慢チャンピオン大会の最後のほうを見ていたときだ。
グランドチャンピオンに選ばれたのは韓国から来た人だったのだが、司会者の質問に答えて「お父さんに愛していると言いたい」と言ったのを「お父さんが愛していると言ってくれた」と訳したのだ。しかも、言ってもいない「お父さんは既に亡くなっている」というのを付け加えた。ほとんどの人は訳がわからなくなったのではあるまいか。死んだ人が言ったとは。

すぐに翻訳しなければならないというプレッシャーは相当なものだろうと思う。
誤訳はあってはならないが、十分起こりうるものだと思う。外交の場の通訳は誤訳が外交問題に発展しかねないのでなおさら大変だろう。

しかし、意図的な誤訳もあるように思う。例えば、「天皇」はemperor、「自衛隊」はSelf Defence Force と訳される。しかし、emperor は「皇帝」であるし、Force には軍隊の意味がある。この訳語には意図を感ずる。ついでながら、韓国では「日王」と漢字あるいはハングルで表記する。これは「皇帝」は中国だけという中華圏の考え方が背景にある。歴史的にも初めて「天皇」と名乗ったときに中国は怒った。

2006年3月12日

「ん」

「ん」というのは元々はなかった音のようだ。
平仮名が作られたころにはまだなかった。だから、イロハ歌には登場しない。

今の日本人には区別が困難なnとngの音が昔の人には区別されていたようだ。
昔はどのように発音されていたかは資料から推測するしかないのだが、漢字の音読みは当然中国語での発音を日本語に写したもの。

現代標準中国語では音節の最後に付く子音にはnとngの2種類だけになってしまっていて、日本人には聞き取りに苦労するが、発音する際にかなりの確度で区別することは可能。日本語での音読みが「ん」で終わっているものはn、それ以外はng。これは多くの学習書に書いてあるので、中国語を学ばれた方のほとんどはご存知だろう。

音読みが伝わった頃の音はもっと種類があったようなのだが、どうもngの音は当時の日本人には「う」に聞こえていたようだ。これを考えるときには現代仮名遣いではダメで、旧仮名遣い。もっとも、途中の時代で変えられたケースがあるので、せいぜい平安時代くらいまでの仮名遣いでないと間違えることがある。

2006年3月14日

漢字の音読み

母語を知ることは外国語の学習にも役立つ。

日本語の音節は基本的に子音1つ+母音1つ。拗音は半母音yが加わるのが原則的な構造。ただ、シャ行とチャ行は事情が異なる。発生した頃はこの原則どおりだったのではないかと想像はされるが、誰も聞いたことがないので確かめようがない。そして、例外的な存在が詰音と促音。単独では存在し得ないし、環境によって変化したり。こういった音は平仮名の誕生した頃にはなかったのではないかと思われる。

漢字の音読みは中国語の音を輸入したもの。中国語では子音で終わる音節もある。子音単独の音節を持たない日本語に写す段階で何がしかの母音を付け加えている。既に述べたようにngで終わるものは「う」で写されているものが多い。「生」など「せい」というように「い」で写されているものもあるが、「しょう」という音もある。これは旧仮名遣いでは「せう」。漢音、唐音、呉音といった具合に異なる音読みが存在するが、これは時代と場所が異なる。
朝鮮(韓国)語も同じように漢字を輸入したので、音読みがある。これらをつきあわせるとある程度規則的だ。
例えば「男」は朝鮮(韓国)語ではnam(남←ここにはハングルがあるのだが、見えない人もいるかもしれない)と読む。日本語では「だん」が代表的な読みだが、「なん」という読みもある。だから元の中国語ではnamだったのではないかと想像される。

2006年3月20日

秒を英語でsecondという。これは「2番目」という意味もある。なぜsecondなのかというと、分はminuteなのだが、これは今では発音が変わってしまっているが、同じ綴りで「微小な」という意味の形容詞がある。

もっとも、元がラテン語でpars minuta primaで、1回目の細かくした部分といった意味のminutaが取り出されたもので、secondは元々ラテン語のsecundusで、「2番目」の意味はラテン語にとって変わられてしまっている。だから、2回目の細かくした部分ということで、secondが使われている。

ついでの話で英語の元々の「2番目」はother。だから、「隔年、2年目ごと」はevery other year、「3年目ごと」ならevery third year。

さらに、日本語訳を知らないが、60分の1秒はthird。記号は1'1''1'''という具合になっていく。

2006年3月21日

10進法

今使用されている記数法が10進法なのと、日本語で使われているのが10進法なので、どの言語もそうなのだと誤解する人も多いかもしれない。しかし、「秒」でも書いたように他の進法が使われていることがある。

日本語では基本となっているのが中国語から輸入された数詞で、「億」が昔は10万を意味したということが漢和辞典に書かれている。昔は10倍ごとに用意されていたという意味では一貫性があったことになる。それがいつから変わったのかが明確でない。
実は英語のhundredも昔は120を意味していたらしい。それが今のように100を意味するように変わったのはどういう経緯なのかも知らない。どうも英語では元は12進法だったと思われる。

フランス語ではどうも元は20進法だったと思われる痕跡が80以降にある。80をquatre-vingtというが、quatreは4、vingtは20。そして、90はquatre-vingt-dixで、dixは10。91はquatre-vingt-onzeでonzeは11。といった具合。61から79までも、60を意味するsoisantに1から19までをつける。

2006年3月25日

秦新晋清

このタイトルを見て中国史に関係していると気付いた人は結構詳しい人ではなかろうか。
いずれも日本語では「しん」と読まれるが、中国語では異なる。
建国当時の音はわからないので、現代中国語標準語の発音をピンインを用いて記す。もっとも、声調符号が書けないので、数字で代用。
秦 qi2n 秦の始皇帝で有名。
新 xi1n
晋 ji4n
清 qi1ng
いずれも中国史に登場する国名、王朝名。「新」を除いては今の日本人がこの現代中国標準語の発音を聞くと「チン」と表記するのではなかろうか。

2006年3月28日

音写

外国語の音を日本語に写すのは難しい。何しろ日本語にない音があるのだから。
同じ単語が時とともに表し方が変わってきたものも多い。
例えば、ローマ字の綴り方の一つにヘボン式というのがあるが、この「ヘボン」というのは人の名前から来ており、今は全く異なる書き方をする。
元の綴りはHepburn、今なら「ヘップバーン」と書くところ。なぜこれほど違うかというと、昔は聞いた音をどう表すか、だったのだが、今は元の綴りを意識する。
同じように元の単語は同じなのだが、違った表し方をし、しかも今も両方使われて、物が違うという例がある。
元の単語はlemonade。今は「レモネード」なのだが、音から取り込んだ昔の人はこれを「ラムネ」とした。今は物が違うのはご存知のとおり。

2006年4月22日

「今日」

「今日」は「きょう」と読んだり「こんにち」と読んだりする。そして、読み方によって意味が異なる。
数少ない外国語に関する知識の中で、この2つの意味を同じ語で表すのが通常のようだ。英語でもtoday という語で両方の意味を表す。
日本語では文脈から意味を判別して読み方を変えなければならないが、外国語では読む段階では考えなくてよい。意味は文脈から判別しなければならないのは同じだが。

2006年4月30日

韓国のドラマ

何度か書いているが、スカパーで韓国のドラマを見ている。
多分、韓国の人にとっては馴染みのある時代を扱っているのだろう。時代背景がわかっていないので、少しわかりにくいところがある。
秀吉の朝鮮侵攻の頃で、それは既に終わった。イ・スンシンなど一応私でも知っている名前も登場する。
私はドラマや演劇などはそこに入り込んでしまうので、このドラマを見ているときは秀吉は完全な悪人に思えた。まあ、いいことをしていたわけではないのは間違いないのだが。これは「コンバット」を見ていたときにも感じた感覚だ。「コンバット」は第2次大戦のヨーロッパ戦線でのアメリカの1部隊のドラマで、ドイツ軍が敵として登場する。当時、日本はドイツと同盟を結んでおり、アメリカと戦っていた。直接日本軍が登場するわけではないが、やはり奇妙な感覚だった。
反対側から歴史を見るというのは実に妙な感覚だ。

2006年5月 6日

韓国のドラマ

今日の昼にチャングムのアニメ版再放送があった。たまたま見つけて、副音声つまり原語で見た。全部がわかるというほどには行かないが、筋が分かる程度には分かった。元のドラマとはかなり内容が異なる。録画していないので、どう吹き替えているかが分からないのだが、恐らく「今だ!」と言ったであろうところを「今」を意味する語で言っていた。こういう表現は普通のテキストには出てこないので、おもしろかった。

2006年5月 9日

Japan

英語の先生とALTの先生が話しているのが聞こえ、聞くとはなしに聞いていると、英語で日本をなぜ「Japan」というかについての話だった。英語の先生がご存知でなかったので、割って入った。
「日本」の由来についても話が及んだので、それについても話した。
内容は既にこのブログに書いてあるとおり。ただし、私の授業が迫っていたので、ほんの一部。

2006年5月28日

ジャワ島

ジャワ島で地震があった。
ジャワには行ったことがあるので、知っている地名が出てくる。
ボロブドゥールは美しいところだったと記憶している。どうなったのだろう。壊れたりしていなければよいが。
当時妹夫婦がジャカルタに駐在していたので、訪問がてら行ったもの。

インドネシアも多民族国家で、ジャワ語はインドネシア語とは異なる言語。
妹は滞在中にインドネシア語を覚えた。英語も結構通じるので、インドネシア人にも珍しがられた。

2006年6月 4日

冠詞

現在のヨーロッパの言語の多くは冠詞を持っている。
しかし、元々あったものではないので、言語により使い方に違いがある。
フランス語などは名詞には何らかの冠詞をつけるのを原則ということになっている。

不定冠詞は1を意味する語が冠詞となったもの。英語はoneとaというふうに綴りが違ってしまっているが、元は同じ語。しかも、元の語形はan。今は母音で始まる語の前だけがanなのだが、子音の前でnが失われたというのが正解。

定冠詞は、英語でいえばthatに当たる語が元になっているケースが多い。こちらの方が言語による使い方の違いが大きいので、ちょっと困る。

ロシア語は冠詞を今ももっていない。これはこれでちょっと困る。名詞に性があるのだが、覚えるときに定冠詞をつけて覚えるのが一番便利なのに、この手が使えない。

2006年6月25日

韓国時代劇

観ていた韓国のドラマが終わった。
反乱が起き、国王が交代させられた。そして、主人公が斬首されるであろうというところで終わった。
日本だと武士なら切腹、武士以外は磔というのが一般的なところなのだろうが、斬首のシーンでは首切り役人が罪人の前で踊っていた。あの剣がいつ首を斬るかは決まっているのだろうか。

当時国王の即位は明の承認を得ていた。これをもって、朝鮮が明の属国だったという主張もあるが、日本も朝貢をしていた。日本は属国とは思っていなかったろうが、中国側は属国と思っていたであろうことは疑いない。中華圏は中国を頂点としたそういう関係のあった国でなりたっていた。

2006年6月29日

拉致家族再会

拉致家族が再会した。その場で行われた挨拶は、目下が目上に行う、作法にのっとった挨拶。
先日終わった韓国のドラマでも臣下が王に対して行ったりしていた。あるときは、王が長年連れ添った王妃を亡くし、娘のような王妃を迎えたときに、側室たちが4度もさせられるのを腹立たしく思うシーンがあった。
冬のソナタで理事が次長に対して、「先輩」と呼び、敬語を使っており、次長の方が名前で呼んで、敬語を使っていなかった。日本語の吹き替えではそうはなっていなかったが。だから、身分上は目上でも小娘に1度ならともかく、4度もするのはプライドが許さなかったものと思われる。

さて、今日の会見を聞いていて気付いたこと、日本語の字幕ではいずれも「北朝鮮」となっていたが、息子は漢字で書くと「北朝」または「北」と呼び、元工作員は「北韓」と呼んでいた。後者は韓国の人たちが使う言い方。立場により呼び方が異なる。

2006年7月 1日

韓国時代劇

新しく始まったドラマは燕山君が倒され、中宗が王位に付く辺りから始まった。
実はチャングムの時代とほぼ重なっている。チャングムはこの反乱に関わらせられてしまう。また、燕山君は暴君としても知られ、自分の母が前王に殺されたことを知るや関わったものを片っ端から殺している。チャングムの父も毒薬を持っていき、飲ませるのに関わっていて、チャングムのことばによって、役人に捕まってしまった。
チャングムが仕えるのが中宗。

王妃の父親が燕山君の忠臣であったことから、反乱のときに父親が殺されたため、仕返しを恐れた反乱軍により、中宗は王妃と無理やり別れさせられてしまう。これに関わるエピソードがチャングムに出てくるが、チャングムの方ではこの反乱は極めて簡単にしか描かれていない。
主人公はこの反乱の頃に生まれた女性。実は以前見たことがある。そのときは途中からだったのと、字幕も何もなかったので、大まかな話の流れしかわからなかった。今回は日本語字幕付き。

2006年7月 9日

リ?イ?

イ・スンヨプ選手の名前が「LEE」と書いてあることがある番組で話題になった。
漢字では「李」で、これの読みをローマ字で書けば「ri」。ところが、日本語も元々はそうだったのだが、朝鮮(韓国)語では語頭に「r」の音が来ない。ラジオなどの外来語では「r」の音が来るようになっている。

日本語の場合は中国語が入ってくるときに「ラ行」の音として受け入れたが、朝鮮(韓国)語では頑なに守っていた。だから、「ri」という姓は「i」と発音される。日本語と同じく姓名の順なので。しかし、漢字の読みが「ri」であることは意識されている。
次にローマ字での表記の問題なのだが、日本語では訓令式とヘボン式くらいしかないが、韓国では様々な流儀がある。一応政府が示している表記(日本語の場合の訓令式のようなもの)があるのだが、実際には各自が好き勝手に綴っている。パスポートでもいろんな表記があって、旅行会社にとっては頭の痛い状態らしい。で、イ・スンヨプは自分の表記として「LEE」を選んでいるということ。これを選んでいる「李」さんは多いらしい。

ついでながら、北朝鮮では今は正書法を変更し、語頭に「r」の来る漢字音も「r」を書き、発音することになっている。だから、北朝鮮の「李」さんは「ri」と読むことになっている。
「ノドン」というミサイルが当初「労働」という意味だという報道があったが、私にはすぐに間違いだとわかった。なぜなら、「ro」という音は本来語頭では「no」となっていた。韓国では今もそのままなのだが、北朝鮮では上述のように「ro」と発音することに変更されている。だから、「労働」という意味なら「ロドン」となるはずだから。

2006年8月11日

日韓で活躍するタレント

ユン・ソナとパク・ヨンハが出ているドラマが始まった。
ユン・ソナは日本でもよく見るので、ちょっと妙な気分になった。何しろ日本のテレビで見るときは日本語を話している。しかし、このドラマは韓国で作られたもの。音声は原語で日本語字幕つき。
パク・ヨンハは冬ソナでも原語で見ていたので、違和感はない。ただ、すぐには気付かなかった。髪やメガネのせいで。

2006年8月14日

高句麗

高句麗建国のドラマを見ている。
韓国でつくられたもの。第1回で、約2000年続いた古朝鮮が漢によって滅ぼされたと言っていた。そんなに古い歴史を持っていたかなと思ったら、檀君神話が基準になっている。

高句麗については中国との間で歴史論争が起きている。中国が自国史に取り込み、朝鮮史からは消してしまったので。中国も朝鮮もいろいろな国ができては消えていっているし、陸続きなので、重なる部分が出てくる。だから、中国が中国史の中に組み込むところまでは理解できる。しかし、他国の歴史から消さなくてもいいと思う。朝鮮半島の北部から中国北東部にまでかなり食い込んでいたようなので。
実際の歴史がどうであったかは不明の部分の方が多いようなので、フィクションで埋めざるを得ないはず。卑弥呼のドラマをつくることをイメージするとわかりやすいかも知れない。

2006年8月16日

外来語の表記

外来語を表記するのは難しい。
音韻体系の異なるのが通常なので、どうしても無理が生ずる。

ある人がオシム監督を例にOsimなので、オスィムと表記すべきだと主張しているのを見た。しかし、「スィ」というのは日本語の音韻体系の中にはない。そのような発音がある程度定着してきたので、それを表記する方法として発明されたもの。その人も「m」の表記には言及していない。「ム」では「mu」になってしまう。さすがにまだ発明されていない表記を新たに提案することまでは考えなかったようだ。
基本的には日本語の音韻体系の中に押し込むことになるが、発音と表記が変わってきたものがある。例えば、ビルヂングは今では通常ビルディングと表記し、発音する。似た例にアイスクリン→アイスクリーム。
意味が変わってしまった例にラムネ→レモネードがある。
表記だけが先行している例がヴァイオリン。実際にはバイオリンと発音されているはずで、まだ定着しているとは言いがたい。
また、先のラムネ、レモネードの例は、実は耳で聞いた音を基にするか、綴りを基にするかの違いでもある。

2006年8月19日

文字コード

WEBサイトを見るにあたって知っておいたほうがよいのが、文字コード。

「バイト」ということばはご存知かと思う。マイコンと呼ばれていた頃のCPUはほとんどが8ビットのもの。これを表すのが1バイト。英語を表示するには実は7ビットで十分。このことが今もネックになっている。
ASCIIというのが英語を表示するコードとして知られているが、これは本来7ビットコード。7ビットだと128文字。もっとも、制御コードとして使っているところがあるので、文字として使っているのは95文字。英語圏では残る1ビットをパリティとして使うことがあった。英語以外では7ビットでは足りない。日本語などは2バイトコードを必要とした。ヨーロッパの言語には英語で使用しているラテン文字に記号を付加しているので、やはり7ビットでは足りない。

さて、日本語のコードとしてベースになっているのは、JISコード。2バイトすべて使えば65536文字になるのだが、1バイトの中ではASCIIコードとして使っている95文字しか使っていないので、9025文字しか表せない。そうなると、1バイトコードなのか、2バイトコードなのか区別できないので、制御コードを使って、2バイトコードの始まりと終わりを示すことになっている。これは日本語以外の2バイトコードでも基本は同じ。
制御コードを使うのが面倒だということで、8ビット目を2バイトコードの印とすることが考案された。その方法に2種類あって、Shift-JISとEUC。

スタンドアローンで使っているときは問題にならなかったのだが、インターネットでは問題になりだした。インターネットがアメリカで誕生したので、基本的に7ビットコードしか通さない。上述の、8ビット目をパリティビットとして使うことがあるので、インターネットに流すときは7ビットだけということにしたのだ。この話は深入りしないことにする。

今ではUnicodeも加わり、状況は複雑になっている。
だから、日本語をあらわすコードとしてはJIS、Shift-JIS、EUC、Unicodeの4種類が存在し、サイトにより使用されるコードが異なる。文字化けするのはブラウザがその文字コードに対応していないか、明示されていなくて判別に失敗したかが大半。メールの文字化けで、使用コードとして示されているものと実際に使用されているコードが合っていないというのを時々経験する。

2006年8月30日

「グェムル」

韓国の映画「グェムル」の広告を見るたびに違和感を覚える。

日本語には有声音・無声音の対立があるが、朝鮮(韓国)語にはなくて、有気音・無気音の対立がある。

有声音とは発音のときに声帯の振動を伴うもので、無声音は伴わないもの。対立というのは、その違いは音韻の違いとして認識されるということ。濁音・清音の対立といった方がよいかも知れない。
つまり、朝鮮(韓国)語では有声音であるか無声音であるかは意識されない。

有気音とは発音のときに激しく息を吐き出すもので、無気音は強くは息を吐き出さないもの。日本語ではこれは区別されない。
中国語も同様なのだが、中国語の場合はまったく発音は変化しない。それに対し、朝鮮(韓国)語の場合は環境により発音が変わる。

ここでようやく本題なのだが、「グェムル」というのは「怪物」の朝鮮(韓国)語音。この語を単独で読むと「クェムル」になるはず。私が違和感を感ずるのはこの点にある。この語の直前に有声音が来ると「グェムル」と発音される。
中国語では環境による発音の変化がないので、単独であろうが、複合語であろうが、その語の発音さえ写せばよいのだが、朝鮮(韓国)語では環境により、日本人にとっては区別される音韻の間での変化が起きることがある。これが、日本語に写すときの難関。
例えば、「冬のソナタ」で「カン・ジュンサン」と「チュンサン」に戸惑った人も多いのではなかろうか。「チュンサン」と単独で呼ぶときは清音なのだが、姓の「カン」が有声音で終わっているために姓名で呼ばれるときは「カン・ジュンサン」となってしまう。

2006年9月 4日

ダ・ヴィンチ・コード

「ダ・ヴィンチ・コード」を入手した。ただ、私は他人と同じことはしたくないというへそまがりなので、原語版を入手した。
まだ読み始めてもいない。ペーパーバックだが、かなり厚い。読む気力を失わせるに十分な厚さ。

2006年9月15日

韓国で飲酒運転報道

スカパーで韓国の放送をたまに見るが、ニュースは余り見ない。速すぎてほとんど聞き取れないため。
しかし、今日たまたまニュースを見ると、日本の飲酒運転が報道されていた。これはほとんど画像からの情報。
ニュースが聞き取れるようになればいいので、耳慣らしのために見るといいのだろうが、日本語の字幕も出ないので、家族に嫌われる。

2006年10月17日

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コードを読み終えた。
最後の詰めが甘いように思う。意外性はあったが、設定に無理を感じた部分がある。
12月25日のことなど、私の乏しい知識の中にも符合する部分があるので、事実を下敷きにしているのだろう。
最初に事実として、登場する団体が実在することを挙げている。具体的にどのような団体かは書かれていない。だから、「実在する団体とは無関係」ということなのだろう。

フランス語やスペイン語、ラテン語、イタリア語といくつかの言語が登場する。大半は翻訳なしで使われている。意味が分からなくても特に支障はないと判断しているからだろうか。重要な部分は「と○○語で言った。」という具合にすべて英語で書かれている。la lingua puraというのが出てきて、ラテン語だと思ったが、よく考えたらラテン語には冠詞がないので、イタリア語。ラテン語直系の言語だけのことはある。

2006年11月20日

ほったいもじるな

江戸時代に乗っていた漁船が遭難し、アメリカの船に助けられて、鎖国のため帰国できずアメリカに渡ったジョン万次郎がつくった英語テキストの中に「ほったいもじるな」というのが出てくる。What time is it now?をこのように言えば通じるというもの。アメリカ人は当然英語として聞こうとするので、随分なまっていると思うだろうが理解するのだろう。
逆の例として、alligatorといえばよいと聞いた人が間違えてcrocodileと言ってしまったという笑い話がある。これは日本語の「ありがとう」の覚え方。

2006年11月29日

エスペラント学習サイト

私はエスペランティストでもあるが、エスペラントの学習サイトを取り上げる。
公式には紹介していないのは、未完成だから。このサイトは元々はエスペラントで書かれていて、それをいろいろな人が翻訳していって造られている。日本語への翻訳はまだ終わっていない。私も微力ながら手伝っている。中国語は終わっているらしい。やはり人口が多い分、翻訳者も多いようだ。

未完成ながら、ご利用いただき、感想をお知らせいただけるとありがたい。何分、何人かの手になるので、訳語や文体が統一されていないところも多いかと思う。どうしたらいいのかわからないとか、日本語の意味がわからないとか、とにかく何でもお知らせいただきたい。日本人に特化されたサイトではないので、翻訳していても日本人には向かない説明だと思うところもある。日本語で対応できる部分は対応したいので、無理だろうとか思わずにお知らせいただきたい。

2006年12月 2日

韓国のドラマ

チャングム(長今)が仕えていた王は中宗。同じ時代を描くドラマを観ている。この二つのドラマは視点が全く異なるので、中宗のイメージは全く異なる。
既に書いたことだが、燕山君は暴君として有名で、反乱によって倒される。チャングムは幼い頃にそれに加担させられる。もちろん本人は知る由もないが。今見ているドラマの主人公はその反乱のときに生まれている。だからチャングムの方が10歳ほど年上ということになる。
中宗も政治勢力の勢力争いに利用されたりなかなか大変だったようだ。こちらの方は王妃と側室の確執も中心の一つで、主人公は王妃のブレインとなる。

2007年2月 2日

ハリポタ7

ハリーポッター7巻が7月に出るという案内がAmazonから届いたので、早速予約した。
はてさてどんな結末になるやら。

2007年2月 6日

現在完了、近過去などなど

英語などヨーロッパを中心に使われている言語の多くは親戚関係にあり、インド・ヨーロッパ語族と呼ばれる。その英語などには現在完了など過去形以外の形式で表現される過去表現をもっているものが多い。しかし、これは比較的新しいので、言語により使い方が異なる。
同じゲルマン系の英語とドイツ語に似たような表現がある。I have seen it. Ich habe es gesehen.語順に違いはあるが、構造は同じ。I = ich, have = habe, seen = gesehen, it = es 常にこの置き換えが可能なわけではない。ドイツ語では動詞は英語のbe動詞のように単数では人称ごとに形が変わる。habe はichに対する形。ドイツ語では通常の過去形同様の使い方がされる。しかし、英語では現在との関わりの中で使われる。
完全に分かれてから独自に発生した使い方だから。
ラテン系の場合は過去形同様に過去のことを表しながら、ニュアンスの違いが生まれている。イタリア語ではL'ho visto. Lo vedevo.前者が現在完了のような形。L' は後者でのLo と同じもの。ho がI have に当たる。visto がseenに当たり、vedevo がI saw に当たる。前者は単純に「見た」と言っているのに対し、後者は「見ていた」が近い。
同じような形式でありながら言語により使い方が異なるというのが、私のようにいくつもの言語を学ぼうという者にとって悩ましい点であり、面白いところでもある。

2007年4月14日

恋愛時代

スカパーで「恋愛時代」というドラマが始まる。今日はそれに先立ち紹介をしていた。
これは日本の小説が原作とのこと。調べると同名の小説が確かにある。日本のテレビドラマのリメイクはこれまでもあった。しかし、これはどうやら日本ではドラマ化されていないらしい。つまり、韓国で初めてドラマ化された。ただし、舞台は韓国にしてある。

ついでながら、先日のNHKハングル講座で日本語の漫画の話が出ていた。日本文化の輸入が解禁されたのは比較的最近のことだが、実際には随分入り込んでいたらしい。「鉄腕アトム」も。しかし、日本の作品とわかると発禁になるので、例えば「お茶の水博士」は「アポロ博士」という風に名前が変えられていたとのこと。

2007年5月 5日

朱蒙

高句麗を建国した朱蒙の話が間もなく終わる。
録画しておいた、韓国のドラマのNGや舞台裏を紹介したりする番組を見ていると、朱蒙特集があった。その中で、朱蒙の息子の子役が出ていた。朱蒙は元々は扶余の王子の身分だったが、その時に結婚した女性との子ども。朱蒙が扶余を出ても一緒に出ることができなかった。後に脱出したが、死んだと思われていた。
いよいよ高句麗を建国するときに共同で建国を準備したグループがあって、誰が王になるかで争いが起きかけた。そちらのグループの長が女性だったので、王と王妃になればよいということになった。建国の宣言と二人の結婚が同時に行われたのだが、そのシーンの撮影のときにその子役が泣いていたそうだ。なぜかと尋ねると、父親が自分の母親でない女性と結婚するのが悲しいと言っていた。役の上だけの話なのだが、小さな子どもながらそこまで役に入り込んでいるとは驚きだった。

2007年5月15日

朱蒙

「朱蒙」が終わった。
伝説の基本的な構成は崩していないようだ。さすがに出生が神がかりなのは通常の出生にしてあるが。
高句麗については中国との間で歴史紛争があって、中国側は自国の歴史に組み込み、朝鮮史からは消してしまった。
その領土の大半が現在の中国東北部にあることは事実で、民族的にどうなのかなどは不明。だから、中国が自国の歴史の一部に取り込むところまでは理解できる。しかし、領土の一部が朝鮮半島にかかっていることも事実。何も朝鮮史から消すことはなかろう。中国も多くの国ができては消えていった。だから中国史はその多くの歴史の寄せ集め。この事情は朝鮮史も同じ。重なりがあるのも止むを得ないではないか。

朱蒙の息子が次の王になるが、その異母兄弟(父親も違うという説もある)が南下し、百済を建国したらしい。

2007年6月13日

恋愛時代

韓国のドラマ「恋愛時代」が終わった。
原作も読んだ。原作はもちろん日本語。韓国では翻訳が人気だそうだが、わざわざ翻訳を読んだりはしない。基本的には原語で読みたい。原作は元夫と元妻が交互に語るという形式を取っている。同じことを視点を変えて語ったりもしている。

原作では電車になっているのだが、ソウルに電車はないので(地下鉄はあるが、外の景色は見えない)バスになっているなど、ソウルの状況に合わせて変更されている設定は多い。その他、原作にないエピソードも多い。特に後半はかなり違ってきている。基本的な構成は大体維持しているのだが、最後のところで基本的な構成が変わっているところがある。

原作(文庫本になったものを読んだ)の解説でも指摘しているが、最後で泣かされることになった女性の処し方にもう少し配慮がほしい。

2007年6月14日

淵蓋蘇文

スカパーで新しく「淵蓋蘇文」というドラマが始まっている。これは高句麗の末期を扱ったもの。これも「朱蒙」と同様に中国内での放送が禁じられているそうだ。見ていると、隋を思い切りコケにしている。
過去の王朝とはいえ、自国史に登場するものがコケにされるのが許せないということか。
もちろん、高句麗を自国史に組み込んでいるということが主因かもしれないが。

「朱蒙」では台詞の一部が中国語だったが、「淵蓋蘇文」ではすべて朝鮮(韓国)語。

2007年8月 9日

エスペラント国入国

第92回世界エスペラント大会が横浜で開かれている。
4日から開かれているのだが、講習会などのため、今日になった。
無事に入国できた。
懐かしい顔を多くみかけた。
その内の一人に夕食に誘われた。同行した中に外国人がいたので、共通言語がエスペラントだけになった。そのため、ウェイトレスに対してもエスペラントで話しかけるといったことが起きた。

2007年8月10日

エスペラント国周遊

ホテルに朝食がついていないので、会場に向かう途中で探したが、結局マクドナルドになってしまった。段々会場が近づいて選んでいる余裕がなくなったので。
財布の中身を確認すると心細くなっていたので、途中で見つけた郵便局でおろした。十分な額があったはずだが、本などを買い込んだからか。

「大会」とは称するものの要は実践の場。交流しながらエスペラントを実際に使うことにある。
プログラムを見ながら参加したいものがあればそれに参加する。
三味線の講習会を見つけ。行ってみた。定員があったので、見学に回った。講師は中学校の音楽の先生。専門はピアノとのことだが、今は日本の古典楽器を教えねばならないそうだ。1時間だったが、少しは様になってきた。

夜は芸術の夕べ。素人の芸ではあるが様々な国の人が披露した。

いよいよ明日は出国だが、帰省ラッシュに引っかかるようなのがちょっと心配。

2007年8月11日

戻りました

無事に戻ってまいりました。
帰省ラッシュにかかって、新横浜駅に着くとかなり混んでいた。博多行はパスし、新大阪行にした。
東京駅まで出ればよかったと思ったが、新大阪行は予想通り、博多行ほどではなかった。さすがに名古屋までの1時間半は座れなかった。名古屋で下りる客も多く、座れた。

携帯電話が9日に充電できなくなり、慌てた。今日帰宅後、駆け込んで修理を依頼したが、結局機種変更した。どうやら純正の充電器でないとまずいらしい。旅行先には純正でない充電器を持ち歩いていた。これまでは何事もなかったのだが。ついでに純正の補助充電アダプタを購入した。これでこれまでと同じ状態にできる。

2007年9月15日

韓国ドラマ

今、高麗を建国した人物のドラマを見ている。
百済(正確には後百済)と新羅との関わりが出てくるが、今百済で皇位継承を巡って争いが起き、皇帝が継承させようとした王子を長男が殺し、皇帝を幽閉した上で即位しようとしている。皇帝は何と高麗に逃げる。この皇帝は(後)百済を建国した人物。そして、父親も高麗にいる。
日本では大和朝廷の成立後は一応統一されたことになっているようだが、実権は別だったということか。

2007年10月22日

韓国の時代劇

今スカパーでほぼ同時期を扱う2つのドラマを放送している。
高句麗の末期が舞台になっており、一方はその滅亡後に渤海を興した大祚榮が主人公。もう一方は高句麗の末期の英雄淵蓋蘇文、そちらでも核となる人物。
どちらにも唐が安市城を攻めるシーンが出てきた。細部が異なる。淵蓋蘇文がいるかいないかの違いもある。詳細な記録が残っているはずもないので、当然のことだろうが。

2007年12月20日

外国人から見た日本語

彭飛さんの「日本人と中国人とのコミュニケーション」という本を読んでいる。副題は「ちょっと」はちょっと・・・ポンフェイ博士の日本語の不思議
来日当初に困ったことを中心に記述されていて、日本語を学ぶ外国人にとって、日本語のどういうところが難しいかがわかる。
「ちょっと」ということばはかなりの難物らしい。
「ちょっと一杯、いかがですか」と誘われて終電を逃したといった経験があるそうだ。「ちょっとしたもの」とか決して「少し」の意味ではない使い方が結構多い。
その他にも「自慢じゃないけど」とかいった「枕詞」も難しいようだ。

2008年2月12日

代休

今日と明日は先日の工芸展の代休。
学年末試験も迫っているので、その準備をしたりしていた。
スカパーで韓国のドラマのいくつかを録画しているのだが、たまる一方なので、それを見たりもした。
高句麗の末期から渤海の建国までの物語が少し時代がずれて2本ある。それで同じ人物が異なる視点で描かれていたりするのだが、一方で謎だった部分がもう一方で明らかになったりもする。
例えば、淵蓋蘇文が一方の主人公なのだが、もう一方のドラマでやたらに権力が強く、王をさえも上回っているのではないかと感じたのだが、主人公になっている方が時代が旧いので、その背景が出てきた。王が唐の言うなりになっていたので、王とその同調者を倒して新たに王を擁立したのだ。

2008年2月24日

韓国ドラマ

録りためている韓国ドラマを見た。
面白そうなのが次々に放送されるので、たまる一方。
時代劇が多いが、現代の物も。
まだまだ全部が聞き取れるわけにはいかないが、わかる部分もある。字幕は字数の制限があるので、どうしてもすべてを書ききれない。違いがわかることもある。そんなときは嬉しい。

2008年12月14日

異国の文化

今KNTVで「明成皇后」を見ている。
朝鮮王朝末期で日本では明治の始め頃。日本人も登場するが、悪役という感じ。日韓併合の前で、当時の清と朝鮮を舞台に争っていたような時期なので、そんな扱いもやむを得ない気もするが。
さて、日本女性が和装で登場するのだが、その着付けがいただけない。娼婦ではないだろうと言いたくなる。韓国にとっては当然異国の衣装なので、詳しい人がいないのだろうけれど。他にもどうも日本人の行動に不自然さを感ずる点が多い。これは逆のことが日本でもありはしないかと思う。
朝鮮(韓国)語を話していて、ときたま日本語を話すというのも中途半端なので、全部朝鮮(韓国)語にするか、日本語を話すべきところはすべて日本語にするか、してほしいとも思う。かなりなまっているので、全部朝鮮(韓国)語の方がいいとは思うが。

2008年12月23日

英語で授業

高校の新しい学習指導要領が発表されたとのことで、新聞に概要が載っていた。
英語では基本的に英語で授業するそうだ。理想としてはよくわかる。しかし、余りにも現場をご存じない発想にあきれる。
来年度のための採用試験も既に終わっているので、来年度新採用の先生を含めて、その条件では採用されていない。果たしてどれだけの先生が可能かという問題が第一。そして、学校間格差という現実がある。授業が成立する学校もあるだろう。成立しない学校も少なからずあるという現実をご存じないのが恐ろしい。
さらに、生活する範囲内で英語が必要とされる場面が少ないので、会話力などを維持するのが困難という問題もある。
私は言語に関心を持ち、このブログでも「言語」というカテゴリーを設けている位で、一時期かなりの英語漬けにした。その頃は概ね6割強は聞き取れたと思っている。これだけ聞き取れれば、ドラマなどは十分に筋が追える。ニュースもテレビのニュースなら大体わかる。ラジオでは苦しい。スポーツの中継はかなり苦しい。しかし、今はやっていないので、3割程度か。

私はエスペランティストでもあるので、そもそもなぜ英語なのかというのが大いなる疑問なのだが。
私は中学生の時に教科書がイギリス英語からアメリカ英語に変わるという経験をした。今は恐らくアメリカ英語ばかりだと思うが、当時はどちらの教科書も存在していた。アメリカ英語一辺倒になったのは、アメリカの台頭によるものだが、今、アメリカの力が落ちつつある。完全に凋落するかどうかはまだ不明だが、ひょっとすると、と期待している。
東ヨーロッパではかつてロシア語が優位であったらしい。ソ連圏とでも呼べるものが形成されていたようだ。
日本も中華圏なので、かつては中国語が幅をきかせていた。漢文教育はその名残だ。漢文が国語の一環となっているのが、混乱の元だと思う。はっきりと中国語と位置づければよいと思っている。会話無視の逐語訳だけの中国語。
韓国の時代劇にも漢文は出てくるが、すべて音読み。

さて、いかがなりますか。

2009年1月30日

字幕

韓国のドラマを見ているが、その字幕にときどき明らかな誤りがある。
朝鮮(韓国)語では「まで」と「までに」の表現が同じなのだが、文脈から明らかに「までに」なのに「まで」となっていたりしている。
また、日本のドラマでも誤りがときどきある。最近見た中に、英語でしゃべっている部分に付いた字幕で「対称」であるべきところが「対象」になっていた。これは変換ミスのようだが、しっかりとチェックしてもらいたいものだ。

2009年6月15日

李舜臣

李舜臣のドラマを見ている。豊臣秀吉の朝鮮出兵に対抗し、日本軍を撃破した英雄。
韓国の時代劇には結構日本が登場するが、どうしても悪い立場。だから、見ていると極めて奇妙な感覚に陥ってしまう。
言語の処理はすべて朝鮮(韓国)語。つまり日本軍も明軍もすべて朝鮮(韓国)語。強烈に訛りのある日本語よりはいいが。

2009年7月 7日

ハリポタ7

ようやくハリポタ7が終わりに近づいている。
手に入れたのは、出たときなので、2年ほど前。ところが、最初の部分を少し読んだだけで長らく放って置いたら、次に読み出すと筋を忘れているから戻るというのを繰り返していた。
最近は特に最初の方がモチベーションを上げてくれないので、時間がかかっていた。それでもハリポタ6までは日本語版が出るまでに読み終えていたのだが、今回は日本語版が出ても一向に読まず、この4月あたりからようやく読み進み始めた。
もう終わりに近づいたという今でもモチベーションは余り上がらない。読まなければという義務感のようなもので読んでいるだけという感じ。

2009年7月 8日

ハリポタ7

ハリポタ7を読み終えた。
最終章「19年後」は他の章と扱いが違う。扉がある。家族は日本語版で読んだので、日本語版を見てみたが、他の章と同じ扱いだった。英語版ははっきりとその手前で終わっていて、「19年後」は完全に別の扱い。

2009年7月12日

字幕

今スカイパーフェクTVで「李舜臣」を見ている。時代劇では日本は侵略者でしかないので、非常に奇妙な感覚に陥るが、いろいろと見ているので、他のドラマで見た俳優が何人かいる。
また、NHKの総合で「スポットライト」を見ている。こちらは吹き替えなのだが、サブ音声では原語なので、録画して、まず日本語で見、続いて原語で見ている。字幕がないので、聞くのに集中できる。字幕があるとどうしてもそちらにも意識が取られ、聞くのが難しい。

2009年8月16日

字幕

KNTVで韓国のドラマを見ているが、字幕で気になることがあった。
「愛の群像」というドラマで「シニョン」と「シンヒョン」という名前が出てきた。最初別人かと思ったが、原音を聞くと、同じ人物。後者はハングルによる表記を重視した表記。前者は発音を重視した表記。
恐らく二人以上で分担しているのだろう。しかし、人名の表記は統一してもらいたいもの。
また、このドラマに限らないのだが、朝鮮(韓国)語では「まで」と「までに」が同じ単語。文脈から「までに」の意味のところが「まで」となっていることが多い。ひょっとしたらすべてかもしれない。これは翻訳するような人なら当然知っているはずのこと。文脈からおかしいとは思わないのだろうか。
台詞に合わせた翻訳をしなければならないので、話の筋が理解できる程度に変えることがあるというのは知っている。1秒4字らしい。しかし、日本語として不自然な翻訳はあり得ないだろう。

2009年8月23日

ハリ・ポタ

ハリー・ポッターを1巻から読み直している。
それぞれの巻の間があいてしまって、記憶が薄れた状態で読んでいたので、どんな人物だったかとか何だったかとかがよくわからないまま読んでいた。
読み直すと、この人物はこんなところから既に出ていたのか、とか、これはあれの伏線かとか、いろいろと思う。
また、辞書を引いていると一向に進まないので、辞書を引かずに読んでいた。だから、大体の筋はわかっても、細部はわからないまま読み進んでいた。今回は先を急がないので辞書を引き引き読んでいる。

2009年9月20日

ハリ・ポタ

今ハリーポッターシリーズを読み直しているが、やはり結構忘れている。
また、ここで既に触れられているとか思いながら読んでいる。
ついでに映画の方も見ているが、かなり異なっている。相当に削らなければならないようだ。

2009年10月18日

ハリ・ポタ

今ハリーポッター4を読み返している。
超字幕で映画も見ているが、やはりというか、大半が削られている。ハリーが最初に目覚めるのがダーズリー家ではなくウィーズリー家に変わっているし、どこも短い。
第1巻が200ページほどなのに削られていたのに、第4巻は600ページほどなので、大半を削らざるを得ない。

2010年2月26日

李瞬臣

李瞬臣のドラマを見ている。録画したものを見ているので、放送よりも遅れているが、豊臣秀吉の朝鮮出兵については敗れたということくらいしか知らなかった。だから、すぐに失敗したのだろうくらいの認識だったが、このドラマを見ていると、李瞬臣がいなかったなら、完全に制圧していたであろうというくらいの勢いであったようだ。
都(今のソウル)を占領し、逃げた王を追って平壌にも迫り、王は義州へと逃げた。軍もほとんど壊滅的状態となったようだ。李瞬臣の率いる部隊の活躍が民衆の蜂起なども引き起こしたらしい。

2010年3月21日

冬ソナ完全版発売延期

「冬のソナタ」の完全版DVDが3月26日に発売される予定だったが、発売延期になったとのこと。
韓国のドラマは60分よりも長いことが多く、しかも長さはまちまち。NHKが放送したときは毎回60分に縮めていた。また、著作権の関係で韓国で放送されたときの曲で使えなかったものもある。
それを韓国で放送されたオリジナルの状態で、日本語の吹き替えもあらためて行い、朝鮮(韓国)語の字幕もつけたものが発売されるという触れ込みだった。
発売元のソニー・ピクチャーズによると「権利の都合上」発売延期とのこと。それも無期延期。

2010年10月 1日

キム・ジョンウンの表記

今日はキム・ジョンウンの表記についてツィッターで情報が飛び交った。
ハングル表記が「김정운」で漢字が「金正雲」という記述がまず出てきて、それに対し私が「김겅은」で「金正銀」ではないかと書いた。
しかし、確かに以前は「金正雲」という表記が日本のマスコミで行われていた時期があった。しかし、先日北朝鮮が初めて公式に報道したときのハングルの表記は「김겅은」で、この漢字はあり得ない。
しばらくすると中国が「金正銀」という表記にしたという情報が出てきた。

しかし、「金正恩」と北朝鮮が発表したらしい。
この記事にもあるが、北朝鮮では漢字はまったく使用しない。日本では仮名に逃げるという方法もあるが、中国はそうは行かない。まったく迷惑な話。

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