以前人工言語について紹介した。
ある意味では人工言語といえるものがある。例えばヘブライ語。今イスラエルの公用語になっている。
古代ヘブライ語は既に滅んでいた。今のヘブライ語はその滅んだ古代ヘブライ語を復活させたもの。当然当時はなかった単語など復活は大変だったろう。
日本語の「標準語」もある意味では人工言語。東京の下町方言をベースにつくられた。
前回紹介したソルレソルのようにそのすべてを創られた言語や今回取り上げたようにベースとなる言語があるものまで、様々な人工言語がある。
エスペラントも単語についてみると既存の言語から取ってきているし、文法も既存の言語にモデルがある。欧米の大半の言語が属すインド・ヨーロッパ語族の基本的な文法構造をベースに不規則をなくし、名詞や形容詞の性をなくし、動詞の人称変化をなくすなどして大幅に整理されている。