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2006年9月 アーカイブ

2006年9月 1日(金)

始業式

今日は始業式で、今日から2学期。
実は数日前から学校は始まっているのだが、昨日までは1学期。そういう決まりになっている。念のためにいうと、大阪府教育委員会の定めた規則に倣って大阪市教育委員会も定めているので、他の都道府県では異なる可能性は大いにある。
ちょっと細かい話を書くと、1学期は4月1日から8月31日まで。夏休みは7月21日から8月31日まで。この関係に疑問を感ずる方もおられるかもしれない。3学期制に話を限る。1年間を3学期に分けるというのが先で、夏休み・冬休み・春休みについて定めるということになっている。以前と変わったのが、これら長期の休みにも授業ができるようになったということ。だから、1学期の終業式を8月31日に行うべきだったのではないかと思う。

2006年9月 2日(土)

ポアンカレ予想

余り大きな扱いではないが、数学関連にしては大きな扱いなので、ご承知の方も多いかと思う。
ポアンカレ予想という長らく解決されていない問題がある。それが解決されたのではないかというのだが、それを解決したのではないかと言われている人物が大きな話題になっている。この問題には100万ドルの賞金がかかっている。ところが、それを受け取る意志がないようなのだ。だから、論文の発表も通常と異なり、インターネット上で行った。
また、数学のノーベル賞という別名のあるフィールズ賞を受賞したが、これも拒否している。

さて、ポアンカレ予想とは何かというのは説明がちょっとやっかいな問題。
位相幾何という幾何学での問題で、位相幾何では距離というのは扱わない。ゴムでできた幾何学といういいかたをすることもあるように、三角形も四角形も円も位相幾何では同じ。こういう通常知られている幾何学とはまったく異なる幾何学での話なので。

2006年9月 4日(月)

ダ・ヴィンチ・コード

「ダ・ヴィンチ・コード」を入手した。ただ、私は他人と同じことはしたくないというへそまがりなので、原語版を入手した。
まだ読み始めてもいない。ペーパーバックだが、かなり厚い。読む気力を失わせるに十分な厚さ。

2006年9月 5日(火)

最大値・最小値

最大値や最小値は文字通り最も大きい値や最も小さい値。
ところが、0 < x < 1 というようなケースを考えると、どちらもない。1が最大値のようなイメージだが、1はこの範囲の中にない。1の次に大きい値というのがあればよいのだが、そういうものはない。

実は、このケースでは1は上限、0は下限と呼ばれる。これらは高校では扱わないことば。
ある数の集合を考えるとき、そのすべてよりも小さい値を下界という。上のケースでは、0およびそれよりも小さい数はすべて下界。その下界には必ず最大値があって、それを下限という。同じように上界と上限を考える。
下界や上界に必ず最大値や最小値が存在するというのは実数の持つ重要な性質。
有理数ではこうは行かない。

上限や下限が元の集合に属すときはそれぞれ最大値や最小値。だから、上限や下限は最大値や最小値の概念を拡大したものといえる。こちらの方が一般的なイメージに近いと思うのだが。

2006年9月 6日(水)

フィボナッチの数列

先日買った本を読み始めた。フィボナッチの数列ということばが最初のところに登場した。

これは次のような数列。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,...
最初の2つは1だが、後は直前の2つを足していく。これが実は黄金比と関係がある。

2006年9月 7日(木)

髑髏城の七人

正確には「髑髏城の七人-アカドクロ」。劇団☆新感線の舞台を映画にした作品。
劇団☆新感線は小劇団の中では有名な方なので、ここをご覧の方の多くは少なくとも名前はご承知なのではないでしょうか。
これを学校の視聴覚行事で観て来ました。

殺陣が何度もあり、緩急を心得た演出。劇団☆新感線を知らず、観る前は文句を言っていた生徒も見入っていたように思います。途中休憩が入り、休憩を除いて160分。時間の長さを感じさせませんでした。

舞台を観る機会があれば是非とも観てみたい。

2006年9月 8日(金)

残暑

朝夕は大分涼しくなったが、日中はまだまだ暑い。
秋は一雨ごとに涼しくなるものなのだが。一昨日は雨が降ったので、少し涼しくなるかと思ったけれど、期待ほどには涼しくなっていない。
年によっては、短縮がもったいないと思うほど涼しかったりしたものだが。短縮期間も今日で終わり。この土日で涼しくなってほしい。

2006年9月 9日(土)

憲法

憲法というのは他の法律とは位置づけが異なる。
憲法は国が国民に対して約束する内容といえる。公務員は国家を形成する一員。国家公務員は直接国家を形成するし、地方公務員は地方自治体を通じて。だから、公務員は辞令を受けるときに憲法の遵守を誓う。
議員も公務員。閣僚も当然。
憲法は公務員が守る義務を負うという性格をもったもの。首相が自由を主張するというのは笑止。自由を主張するならSPなしで行動するがいい。公務員には一般の国民には認められている権利の一部が制限されている。争議権しかり。今は民間でもストライキが少なくなっているが、以前は公務員でもストライキを行っていた。公務員には争議権が認められていないので、処分が待っていた。そんな基本的なことも知らぬ首相も任期は残るところわずか。後継者がこれほど愚かでないことを祈る。

2006年9月10日(日)

飲酒運転

何とも信じがたい状況なのだが、飲酒運転や酒気帯び運転による事故が続いている。
自分は大丈夫だと信じた根拠を問いたい。
ひょっとしたら、「これまで事故を起こしたことがなかったから。」という答えが返ってくるのだろうか。そしたら「死んだことがあるか」と問い返したい。当然「ない」という答えが返るだろう。「するとあなたは自分が永久に死なないと思っているのですか?」と問い返そう。

2006年9月11日(月)

9.11から5年

あの衝撃的な事件から5年が経った。
特別番組をしていた。あの映像を何度も見せられるのはかなわないと思いながら、忘れてはならないという義務感のようなものから、幾分遅れてからではあったが、チャンネルを合わせた。
これまでほとんど知られていなかった話も登場した。あの飛行機が自分のいる階に突っ込んでくるのを見ながら助かった人がいた。
情報を得ながら、連携しなかったCIAとFBI。関心を示さなかった大統領。これはアメリカの大失態ではないか。

2006年9月12日(火)

利息計算

このところグレーゾーン金利が話題になっている。
ローンを組んだ場合も利息計算が必要。どう計算すればいいかを紹介してみたい。

計算を簡単にするために100万円を1ヵ月後から年利24%で月5万円ずつ返済する場合。
年利24%なので、24万円となるが、1ヵ月後なので、2万円。5万円の内2万円が利息に充てられる。残る3万円が元金の返済に。だから、1ヵ月後には97万円が残っている。更に1ヵ月後には19,400円が利息。残る30,600円が元金の返済に。だから、2ヵ月後には939,400円。以下繰り返し。

従って、利率が高いと毎月の返済のうち大部分が利息に充てられ、元金はなかなか減らない。大雑把な計算は等比数列の和の応用でできる。実際には1円未満の処理があって、誤差が出る。また、ちょうど1ヵ月後からの返済というのはないので、日割り計算も必要になってくる。

私はローンを組んだときに自分で計算してみて、間違いなく契約どおりの利率になっていることを確認した。計算しないで、言いなりに支払っていると、高い利率になっているかも知れませんよ。

2006年9月13日(水)

社会保険庁

年金をめぐる社会保険庁の問題がある。
先日は誤って年金を支給していたことが判明して、返還を請求したということが報道されていた。

しかし、今大きな問題は逆に、本来支給されるべき年金が支給されない恐れのある人が極めて多いということ。
余りにもお粗末な管理のため、保険料を納めていたことが台帳に載っていないということがどんどん出てきている。領収書を出せというとんでもない要求をしている。今判明してきているのは、いよいよ年金を受けようとして調べ始めている人。まだまだ先だと思っている人は動いていない。

実は給料も同じなのだが、多くもらいすぎていたときは5年間は遡って返還しなければならない。少なくもらっていたときは遡らない。どちらの場合も受け取る側に不利になっている。
時間切れで本来もらえる金額よりも少ない金額で受け取り始めたら、保険料を納めていたことが後から証明できても、受け取った期間については差額を受け取れない。今のうちに、このケースでも遡れるように法律をつくっておかないと大混乱になると思うのだが。

2006年9月15日(金)

韓国で飲酒運転報道

スカパーで韓国の放送をたまに見るが、ニュースは余り見ない。速すぎてほとんど聞き取れないため。
しかし、今日たまたまニュースを見ると、日本の飲酒運転が報道されていた。これはほとんど画像からの情報。
ニュースが聞き取れるようになればいいので、耳慣らしのために見るといいのだろうが、日本語の字幕も出ないので、家族に嫌われる。

2006年9月16日(土)

弁護団の判断ミス

アレフという名前に変えた教団の教祖に対する裁判の打ち切りが決まった。
弁護団が控訴の手続きをしなかったため、高裁が打ち切りを決定、特別抗告していたものだが、最高裁が高裁を支持したもの。
私は法律の専門家ではないので、報道からの印象でしかないが、弁護団の判断ミスだろう。引き伸ばしを図ろうとしたとしか思えないが、裁判所が打ち切るとは予想しなかったのだろう。

この教団の新しい名前、数学で使っているのだけれど。

2006年9月17日(日)

台風13号

今台風13号が山口県の北を進んでいるらしい。
あちこちで被害が出ている。特急列車が脱線した。何年前になるだろうか。余部鉄橋から列車が落ちたときはびっくりしたが、自然をなめてはいけないということか。

2006年9月18日(月)

気象異常

今回の台風13号は強い台風ではあったが、それにしても被害が大きい。
最近はこういう大きな被害が多いように感じているのだが、統計上はどうなっているのだろうか。

偏西風が蛇行しているという話もあるし、地球規模での異常気象があるのだろうか。
地球規模でデータを取り始めたのは人類の歴史の中では最近の話。天気予報というものが始まってからでもようやく100年ほど。人類の持っているデータはまだまだ少ない。異常があっても原因などつかみようがない。地球温暖化の影響など仮説はあるが、実証のしようがない。

2006年9月19日(火)

命を担保に

グレーゾーン金利の問題などを抱える業界がある。
違法なのだが、罰則がなく、合意の下に返済すれば有効となるという、全く理解のできない金利をグレーゾーン金利という。その金利で商売をしているのが消費者金融。契約の段階で生命保険に加入させていることが明らかになってきた。
ローンを組む場合でも同様の契約は存在するが、借り手がはっきりとその存在を知っており、死亡保険金が支払われる場合も、返済に充てられなかった残りは遺族の手に渡る。ところが、消費者金融の場合は借り手が知らないケースが圧倒的。細かな字で契約書の中にもぐりこませているので。死亡保険金は消費者金融に支払われる。消費者金融は丸儲け。それを支える生命保険会社。白々しくも適切に契約されていると主張する。「適切に」というのは誰かさんの大好きなことばでもあるが。
そんな業界を支えるためにグレーゾーン金利が当面残されることになった。闇金融に走らせないためだそうだ。闇金融というのは完全に違法な存在。そんなものの存在を容認するかのような発想は理解できない。

2006年9月20日(水)

消費者金融から政治家へ

グレーゾーン金利が残ったのは消費者金融からの献金の効果だろうか。案の定献金があったという報道があった。

命を担保にする制度はなくなる方向で検討に入っているそうだ。任意加入にするとコストが上がるらしい。これまで丸儲けだったのがそうでなくなるというのが一番の理由ではなかろうか。

2006年9月21日(木)

日の丸・君が代

文部科学省の指導で、各都道府県教育委員会が学校で日の丸の掲揚と君が代の斉唱を進めている。
東京都のやり方はひどいと思っていたが、今日、違法との判決が出た。
国旗・国歌を法制化するとき、政府は決して強制はしないと言った。しかし、東京都は懲戒処分による脅しにより強制している。政府は自分のことばを嘘にしないために東京都を指導すべきであった。当然の判決だ。
大阪でもかなり厳しい指導があり、日の丸の掲揚と君が代の斉唱を行う学校の割合は100%に近い。実はまったく指導が行われていない学校が存在する。今大阪市で問題になっていることと関係のある話で、ある団体と関わりのあるところには手がつけられていない。今大阪市で問題になっていることは知る人はかなり古くから知っていた。マスコミもほとんどは沈黙し、ある政党の新聞のみが報道していた。だから、大阪市で問題になっていることの根は相当に深い。
今は大阪では処分をちらつかせるというところまでは行っていないので、大きな問題にはなっていない。

2006年9月25日(月)

生活道路

私も時には運転するが、生活道路を通るときはなるべくゆっくり走るようにしている。しかし、かなりのスピードを出す自動車も多い。そういう自動車が後ろに付いたときには、いらついているのがわかるが、だからといって、スピードを出すと、自分が事故を起こす恐れがあるので、断固として自分のペースを守る。子どもや自転車が飛び出してくる恐れのあるのが生活道路だから。

今日、そういう道路でわき見運転の自動車が保育園児の列に突っ込んだ。

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