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命を担保に

グレーゾーン金利の問題などを抱える業界がある。
違法なのだが、罰則がなく、合意の下に返済すれば有効となるという、全く理解のできない金利をグレーゾーン金利という。その金利で商売をしているのが消費者金融。契約の段階で生命保険に加入させていることが明らかになってきた。
ローンを組む場合でも同様の契約は存在するが、借り手がはっきりとその存在を知っており、死亡保険金が支払われる場合も、返済に充てられなかった残りは遺族の手に渡る。ところが、消費者金融の場合は借り手が知らないケースが圧倒的。細かな字で契約書の中にもぐりこませているので。死亡保険金は消費者金融に支払われる。消費者金融は丸儲け。それを支える生命保険会社。白々しくも適切に契約されていると主張する。「適切に」というのは誰かさんの大好きなことばでもあるが。
そんな業界を支えるためにグレーゾーン金利が当面残されることになった。闇金融に走らせないためだそうだ。闇金融というのは完全に違法な存在。そんなものの存在を容認するかのような発想は理解できない。

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消費者金融から政治家へ(2006年09月20日 23時33分

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2006年9月19日 23:04に投稿されたエントリーのページです。

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