審査結果に対しての書き込みはしたくないのだが、余りに意外な点があるので。
講評では余り評価していないとしか思えなかったところが優秀校に入っている。脚本は褒められていた。
講評を聞いていると事前に脚本を読んでいるらしい。私も審査経験があるが、事前には読まないようにしている。舞台の上だけを評価すべきだと思っているので。事前に脚本を読んで見る観客は稀だと思う。これは審査員の考え方だと思うので、読むべきでないとまでは言わない。
かなり以前だが、大阪府大会で、ある上演を見ていて頭が混乱してきた。後でわかったのは、人数が足りなかったためだろう、何人かが二役をしていた。ところが、制服姿で全く同じ姿なので、区別できなかったのだ。審査員は脚本を読んでいたので、混乱はしなかったようで、講評の中ではまったくそんな話はなかった。
ただ、創作脚本賞は逆に具現化である舞台を見ない方がいいので、創作脚本賞を選ぶときは事前に読んだほうがよいという矛盾した要求になる。
誰もが満足する審査というのはありえないが、少なくとも、講評を聞いていて、ここはないと思ったところが入っているというのは如何だろう。
コメント (4)
おはようございます。岩手で顧問をしている番頭と申します。よろしくお願いします。
今回、京都大会出場校作品が掲載された本が事前に送付されてきましたが、目を通さずに11本を見ました。あらかじめ脚本を見ていたら、印象が違ってくることはあると思います。私は2度審査をする側に回りましたが、上演前は極力まっさらな状態でいたいと考える1人です。
ちなみに東北ブロックの場合は、上演前に脚本を渡すことをせず、上演後に審査員控室に脚本を置く取り決めになっています。
青森中央への審査員講評はべた褒め一辺倒だったので、あの結果は「生徒総会06」が既成作品として受け取られたからじゃなかろうかと、個人的には見ています。2年前の「てんぷら(たんぽぽとかずのこ)」にもそれを感じました。
投稿者: 岩手・高校演劇の小部屋@番頭 | 2006年8月 7日 22:02
東北大会はそういうスタイルの運営なのですか。
大阪では大体事前に渡しています。ただ、当日になってということが多いと思います。
大阪府大会でも土日が大会なのですが、出場校は直前の火曜日の打ち合わせに提出しますので。
近畿大会も事前に渡しているようで、台本を見ている審査員をよく見かけます。
投稿者: birdo | 2006年8月 7日 22:31
私は公演だけ見て帰ったので、講評は聞いていないのですが、一般論として、表彰される学校にきびしい講評をする(落とされる学校の批評は表現を和らげる)ということもあるように思います。
投稿者: ペンペン | 2006年8月28日 17:51
>ベンベンさん
私もそういう講評は聞いたことがあるので承知しています。
投稿者: birdo | 2006年8月28日 21:12