映画「どろろ」を観た。手塚作品はかなり読んでいるつもりだが、「どろろ」はタイトルに記憶はあるものの内容は全く記憶にない。読んでいないのかも知れない。
脇は名優で固めているものの主役の二人は役者としては新人。男の方はフランケンシュタインみたいなものなので、あんなものかも知れないとは思った。ただ、あれで化け物によく勝てたな、とも思った。女の方は男を装っているという事情はあるものの、不自然さを時々感じた。
新聞の評では原作では日本の戦国時代が舞台だが、時代や場所を特定したくないというのが監督の意向だったようだが、衣装などは完全に日本を連想させるもの。部分的に日本的でないものが登場していたという感じだった。
終わってみると2時間を超えていた。観ていて飽きることはなかった。