« 約数・倍数 | メイン | 整式の約数・倍数 »

整数の約数・倍数

さて、整数にまで拡げるとどういうやっかいなことを抱えるのだろうか。

素数を考えてみる。自然数だけなら、2,3,5,7,11,13,...となるが、素数というのはどういう数だったか。約数が1と自分自身だけ。
2の約数は?自然数だけで考えれば、1と2だけだが、整数で考えれば、1,-1,2,-2ということになってくる。この段階で既にやっかいになってきている。
実は1と-1は特別な数で、これをかけてできる数は同じとみなすことになっている。だから、1と-1は同じとみなすし、2と-2も同じとみなす。
1と-1がなぜ特別か。逆数がやはり整数だから。

この「みなす」ということをして、素因数分解(素数の積に分解)は1通りということになる。例えば、6=2×3=-2×(-3)は2と-2、3と-3を同じとみなすので、区別しないことになっている。

関連するエントリー

因数分解(2006年02月03日 20時21分
整式の約数・倍数(2006年02月02日 19時59分
約数・倍数(2006年01月31日 19時21分

このエントリーについて

2006年2月 1日 19:29に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「約数・倍数」です。

次の投稿は「整式の約数・倍数」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。