私も年金のことが気になりだす年齢になってきた。
社会保険庁は余りにもひどい。電子化する際に誤入力したかどうかのチェックを全く行わず、原簿を廃棄してもよいとした。だから、誤りがあっても社会保険庁の側では全く確認ができない。そんな状態にしながら、誤りがあるのではないかと指摘されても、領収書を持って来いというばかり。
それを放置してきた政府がようやく重い腰を上げた。参議院選挙が目前に迫ってきたから止むを得ずという体。社会保険庁を「改革」するという。そんな政府・与党がどんな「改革」をするというのか。そんなとんでもないことをやってきた責任をとらせないまま、年金のための資金を自分たちのために使い込んだ責任をとらせないまま、解体しようとするのはなぜ?解体してしまえば責任の取らせようがなくなるではないか。責任を取らせるのが先ではないのか。
保険料を取りながら保険金を支払わなかった保険会社の責任は追及したではないか。全く同じ構造ではないか。身内に甘い。保険料を受け取った台帳を紛失するなどもってのほか。これで国民の信用を失わないようにしようなど笑止。選挙のためにお茶を濁すなど許されない。