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憲法

憲法がどういう位置づけかは以前述べたが、繰り返しておきたい。
国が国民に対して、どのように治めるかを規定したもの。国民が守るという法律ではない。国民から国に対して要求することを示したものともいえる。だから、国は憲法に規定されていないことはできない。国とは、国会、内閣、裁判所を3つの頂点とする統治機関から成る。それを動かすのは、公務員。国会議員も公務員。裁判官も公務員。公務員は憲法を守らなければならない。
改憲のための手続法が成立した。具体的な改憲案がいずれ出てくるであろう。しかし、具体的な案が出てくると、私は公務員であるがために何も言えなくなる。具体案が出ないうちに一般論を述べておきたい。
統治する側は制約が少ないほうが動きやすい。しかし、国民の側は国にしてほしくないこと、してほしいことはきちんと憲法に書かれていないと、憲法に規定されていないからと勝手なことをされてしまうかも知れない。どのような案が出てくるか、しっかりと見て、賛否を判断していただきたい。
18歳以上の人が投票できるように法律を整備することが求められているので、今の高校生以上の人は投票する可能性がある。9条に手をつけられると徴兵制がしかれる可能性がある。徴兵されるのは、今の高校生を含む若い人たちだ。そういうこともしっかりと考えてもらいたい。

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2007年5月20日 21:59に投稿されたエントリーのページです。

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