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捏造

番組捏造事件については当該のテレビ局の態度が不可解だ。
使用した資料が間違っていると証明されないから捏造でないなどと言っていたとの報道もあった。
これを聞いたときに私は答えが合っているから正答だと主張する生徒を連想した。私は基本的に途中経過を書かせる。答えが正しくとも導き方に誤りがあれば正答としない。
資料が導き出している結論が正しくとも証明するデータが捏造なら捏造である。

この点で困るのが作図問題だ。入試の数学で私が赴任して以降定規とコンパスは携行品に挙げられていたが、長らく作図の問題が出題されたことはなかった。それが出題されるようになって以降、我々採点者が作図するのと同じ作図方法なら何ら問題はないが、異なる方法で作図されると、作図の手順を書かせないので、残されている線から作図の手順を推測しなければならない。まるで違うものが出来上がっていればこれまた問題ないが、どうも問題の要求したものらしきものが出来上がっているときに、どうにも作図の手順が解明できないときが困る。つまり捏造かどうかの判定を要求されるのである。

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2007年2月19日 23:25に投稿されたエントリーのページです。

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