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現代数学

私が習ったことで今は教えないことがあるということを最近述べたが、逆に高校時代には習わなかったが、今の学習指導要領にあるものもある。
例えば、「行列」。ただ、基本的に2行2列まで。こんな中途半端なことはやめてほしいと思う。私には現任校にいる限り、教える機会がなくなったが、ちょっと触れてみる、程度。せめて3行3列までは扱いたい。

いつの改訂のときだったか、現代数学に触れさせるということで取り込まれた中の一つ。中途半端に触れさせる意味がよくわからない。やはり、体系立てて考えられていない。
国民に最低限何を教えるかを決め、それを体系立てることが必要だと思うのだが。

文部科学省に信念がないから学校現場や教科書会社が戸惑っている。来年採用の教科書に「発展的内容」が大きく載せられている。学習指導要領は本来、これ以外教えるな、であったはずが、最低限の内容にいつの間にか変えられた。これは内容を削ったところ、猛反発を食らったため。信念があれば、堂々と反論すればよい。信念がないからふらつく。こんな情けないのを頂点にいただいているのが情けない。

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2006年6月24日 22:30に投稿されたエントリーのページです。

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