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不等式

中学校で不等式を教えなくなっている。不等号は教えているらしい。
だから、不等式の性質などを高校で教えることとなっている。

教科書の内容、つまり、文部科学省の考え方にどうにも納得できない。
a>b を a-b>0 で定義するのが理論展開上はもっともスムーズなのだが、これを採用していない。
だから、a>b,c>0 ⇒ ac>bc を回りくどい示し方をさせる。

しかし、a-b>0 で定義すれば、これは a-b>0,c>0 ⇒ (a-b)c>0 を示せばよくなり、正の数同士の積が正になることは当然中学校で学んでいるから、ほとんど自明となる。

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2006年6月20日 23:15に投稿されたエントリーのページです。

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