東京都教育委員会が未履修を黙認していたという報道がある。これまでと異なり、「総合的な学習の時間」が絡んでいる。しかし、この問題はへたに切り込むと底なし沼に入ることになる。なぜなら、これが何なのかしっかりと理解している人がほとんどいないのではないかと思われるから。恐らく文部科学省にいる数名しかいないだろう。ほとんどの学校は戸惑い、何とか形を取り繕ったに違いない。工業科などは課題研究で一部または全部を代替できるので、そうした学校が多いと思われる。代替できない学校、しなかった学校ではどうすればいいのかもわからぬまま恐る恐る教育委員会にお伺いを立てたはず。しかし、教育委員会側もよくわからないので、形が整っていれば承認したはず。
余りの評判の悪さに次の改訂では消えると聞いているのだが。