教育基本法というのは名前の通り、教育に関して根幹を決める法律。前文をもつという他の法律にない特徴もある。
それを変えようとしている。十分な論議を尽くしたと与党は主張するが、いじめによる自殺や、カリキュラムの偽装など、根幹に関わる問題が噴出している最中に委員会で採決してしまった。カリキュラムの偽装では文部科学省の関わりまで出てきている。これらをあいまいにしたままでは、近いうちに再度変える必要が出てくるではないか。そんな単純なことさえ理解しない、始めに採決ありきの与党の姿勢は理解できない。しかも、この問題に関する「タウンミーティング」ではやらせまで発覚している。そんなことまでして成立させなければならないような法律とは何なのか。
この日本の将来を閉ざしているのは与党だ。