いじめを生徒からの訴えなしに学校が知ることは通常ありえない。教員の目の届かないところで行われるから。教員の目の届くところで行うようになっていたら、その学校は崩壊している。
落書きなど、誰が行ったかわからない痕跡が見つかることはある。これは状況や内容などをじっくりと見極める必要がある。
今日の報道の中で気になる点があった。自殺した生徒が相談員に相談していたという。カウンセラーではないようだ。カウンセラーなら相談内容を学校側に言うことは通常ありえない。誰が何を言ったかなどの秘密を守るということで、相談できるようになっているので。「相談員」というのがどういう性格のものなのかがわからない。
いじめを「トラブル」と報告していた学校も報道の中にある。いじめのようなマイナス材料を報告したがらないというのは当然のように思う。評価の材料に加えないことを保証しない限り、この傾向は増えるだろう。