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逆ポーランド記法

数式では a+b=c といった書き方が一般的だが、これを ab+c= と書く書き方がある。これを逆ポーランド記法という。
「逆」とついているのは、=+abc という書き方があって、こちらをポーランド記法という。"+"や"="といった記号を左に書くか右に書くかが違う。左に書くのがポーランド記法、逆の右に書くのが逆ポーランド記法。

さて、数式の読み方では、「a プラス b イコール c 」といったのが普通で、敢えて日本語にすれば「a 足す b は c 」と読む。これは、元はラテン語で書かれていたので、その語順で記号がつくられたため。英語などはラテン語と遠い親戚関係にあるので、語順などは似ている。だから、語順の違う日本語で敢えて読むと、日本語としては正しくないものになる。

逆ポーランド記法を取り上げたのは、日本語の語順で読めるから。先の ab+c= は「a に b を加える(+)と c に等しい(=)」。そして、この逆ポーランド記法では括弧が不要であることが知られている。例えば (a+b)c は ab+c× となり、「a に b を加えたものに c をかける」と読める。
数式通りに計算する電卓などがあるが、内部では逆ポーランド記法に変換している。

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2006年3月30日 22:36に投稿されたエントリーのページです。

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