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2006年3月 アーカイブ

2006年3月 1日(水)

日本語の数詞

さて、日本語の数詞には「やまとことば」のものと中国語から輸入されたものとがある。
既に書いたように、「やまとことば」のものは今ではせいぜいが「とお」までで、それを超えるものは「はつか」などにその痕跡を残すだけとなっている。

じつはこの「やまとことば」の数詞には面白い特徴がある。
ひと-ふた hito - huta
み-む mi - mu
よ-や yo - ya
いつ-とお itu - too
2倍になるところで同じ子音が現れるのである。

なお、似たような状況の朝鮮(韓国)語では固有の数詞はもっと使われている。99まではしっかり使われていて、使い分けがある。時刻をいうとき、時の方では固有の数詞を用い、分の方では中国語から輸入された数詞を用いるという具合に。
傾向としては固有の数詞は個数を表し、中国語から輸入された数詞は順序を表す。これは日本語にも似た傾向がある。「ひとつき」といえば、1ヶ月、「いちがつ」といえば、年の最初の月。

2006年3月 2日(木)

合格発表

今日は合格発表の日だった。
またしても中学生の何人かを泣かせてしまった。
兄弟関係の受検生(学力「検査」なので、この字なのだそうだ。)が多いこともあり、受検生に関する情報は接しないですむものには接しないことにしている。合格発表の場にいると何人かが弟や妹が合格したと紹介してくれた。
男子の合格者が昨年より増えたそうだ。これは発表後に確認した。私が転勤してきた頃に比べればかなり少なくなってきていて、女子高かといいたくなるくらい男子が少なくなっていたので、喜ばしい。それでも6学科中2学科で2桁で、残る4学科は1桁。全体ではやっと2割。

ご存じない方のために現在の大阪の公立高校の入試について簡単に説明しておくと、専門学科を中心とした今回の前期選抜と今月16日の普通科を中心とした後期選抜とがある。定時制はすべて後期選抜。普通科と定時制の両方がある学校は後期選抜では両方が同時に行われる。大阪市立の場合、全日制と定時制とは学校が別なので、これは不可能だが、そのような学校は存在しない。大阪府立では同じ学校なので、最終責任者である校長が同じ。だから可能になっているシステム。なお、これらで欠員の生じた(厳密にはちょっと違うのだが)学校は2次選抜を行う。
私の勤務する学校はこの前期選抜で終わり。校舎を共有する定時制は後期選抜。合格者登校日は重ならないように後期選抜の翌日。

2006年3月 3日(金)

常任委員会

今日は常任委員会。

総会に向けた話が中心。5月13日なのですが、準備はもう取り掛かっておかないと間に合わないのです。

既報の全国大会生徒講評委員の募集についての話も出ました。15日の終業式には届いていないと学校によっては話ができない恐れがあるので、来週には届くはずです。

規約改正や会計では加盟費のことも確認しました。加盟費が上がります。

2006年3月 4日(土)

選抜辞退

なぜ高校野球ばかりがもてはやされるかという思いがあるが、不祥事で選抜を辞退した学校がある。
これはもてはやされるばかりに生じた事態といえるだろうか。
高校演劇で同様のことが起きたならばどうなるだろう?

2006年3月 5日(日)

旧友との再会

昨日は旧友と再会した。
一昨日電話があって、学会で大阪に来ているから会えないかと言う。
幸い時間が空いていたので、午前中に約束を入れて、2時間弱話した。
同じ理学部で学んでいた。もっとも、私が数学でかれは物理だったが。卒業後、文学研究科という畑違いの大学院に進学した。まあ、二人ともエスペラントを介して知り合った仲で、私もかれが大学院で専攻した言語学に興味はあって、いろいろと本を読んだりはしている。
午後は学会があるというので、何の学会かと問うと「日本語教育学会」とのこと。外国人に日本語を教えるもので、そういう講義も担当しているらしい。
20年以上会っていなかったが、すぐに昔に戻った気分になり、あっという間の2時間を過ごした。

2006年3月 7日(火)

卒業式

今日は卒業式。
今年の卒業生はほとんど教えていない。選択科目で教えたりした、ほんの一部を知っているだけ。

例年泣く卒業生が多いのだが、今年は少なかったように思う。
送辞を読んだ在校生が泣くことなく読んだのもあったかもしれないし、答辞を読んだ卒業生が始めから泣き声だったけれども、内容に笑えるところが散りばめられていたのもあったかもしれない。

2006年3月 9日(木)

後期選抜願書受付

大阪での公立高校入試が今は前期選抜と後期選抜になっていることには以前触れた。
昨日から明日までが後期選抜の志願書受付。定時制はすべて後期選抜になっているので、今、第二工芸が受付をしている。全日制と定時制では受付の時間帯が異なり、定時制は15:00から。そのため、14:30までに下校させて支障のないようにしている。

以前は前期選抜の時期に一次選抜、後期選抜の時期に一般選抜が行われ、定時制は別に行われていた。もっと前は全日制と定時制の2区分だけだった。一次選抜と一般選抜の頃には学科によって、比率が異なり、工芸高校では美術科のみ一次選抜で定員のすべてを募集し、他の学科は半々だった。だから、他の学科はダメもとで、一次を受け、不合格なら一般を受けるという受検生もいて、一次の倍率はかなり高かった。今よりも検査日と合格発表の日が近かったので、採点が大変だった。

後期選抜の検査日は16日。

2006年3月10日(金)

進級判定会議

今日は進級判定会議。
詳細を記すわけにはいかないけれども、慎重に審議し、大多数の進級が決まり、何人かの保留が出た。

2006年3月11日(土)

通訳

通訳は難しい。
こんなことを思ったのは、NHKのど自慢チャンピオン大会の最後のほうを見ていたときだ。
グランドチャンピオンに選ばれたのは韓国から来た人だったのだが、司会者の質問に答えて「お父さんに愛していると言いたい」と言ったのを「お父さんが愛していると言ってくれた」と訳したのだ。しかも、言ってもいない「お父さんは既に亡くなっている」というのを付け加えた。ほとんどの人は訳がわからなくなったのではあるまいか。死んだ人が言ったとは。

すぐに翻訳しなければならないというプレッシャーは相当なものだろうと思う。
誤訳はあってはならないが、十分起こりうるものだと思う。外交の場の通訳は誤訳が外交問題に発展しかねないのでなおさら大変だろう。

しかし、意図的な誤訳もあるように思う。例えば、「天皇」はemperor、「自衛隊」はSelf Defence Force と訳される。しかし、emperor は「皇帝」であるし、Force には軍隊の意味がある。この訳語には意図を感ずる。ついでながら、韓国では「日王」と漢字あるいはハングルで表記する。これは「皇帝」は中国だけという中華圏の考え方が背景にある。歴史的にも初めて「天皇」と名乗ったときに中国は怒った。

2006年3月12日(日)

「ん」

「ん」というのは元々はなかった音のようだ。
平仮名が作られたころにはまだなかった。だから、イロハ歌には登場しない。

今の日本人には区別が困難なnとngの音が昔の人には区別されていたようだ。
昔はどのように発音されていたかは資料から推測するしかないのだが、漢字の音読みは当然中国語での発音を日本語に写したもの。

現代標準中国語では音節の最後に付く子音にはnとngの2種類だけになってしまっていて、日本人には聞き取りに苦労するが、発音する際にかなりの確度で区別することは可能。日本語での音読みが「ん」で終わっているものはn、それ以外はng。これは多くの学習書に書いてあるので、中国語を学ばれた方のほとんどはご存知だろう。

音読みが伝わった頃の音はもっと種類があったようなのだが、どうもngの音は当時の日本人には「う」に聞こえていたようだ。これを考えるときには現代仮名遣いではダメで、旧仮名遣い。もっとも、途中の時代で変えられたケースがあるので、せいぜい平安時代くらいまでの仮名遣いでないと間違えることがある。

2006年3月13日(月)

青森中央躍進

「渡辺源四郎商店店主日記 : カラスが帰ってきた」によると、青森中央演劇部が「NHK東北ふるさと賞」を受賞したとのこと。
そして、NHK青森で「修学旅行」を再放送するという。
NHK大阪がこういう企画をしているかどうかは寡聞にして知らない。

2006年3月14日(火)

漢字の音読み

母語を知ることは外国語の学習にも役立つ。

日本語の音節は基本的に子音1つ+母音1つ。拗音は半母音yが加わるのが原則的な構造。ただ、シャ行とチャ行は事情が異なる。発生した頃はこの原則どおりだったのではないかと想像はされるが、誰も聞いたことがないので確かめようがない。そして、例外的な存在が詰音と促音。単独では存在し得ないし、環境によって変化したり。こういった音は平仮名の誕生した頃にはなかったのではないかと思われる。

漢字の音読みは中国語の音を輸入したもの。中国語では子音で終わる音節もある。子音単独の音節を持たない日本語に写す段階で何がしかの母音を付け加えている。既に述べたようにngで終わるものは「う」で写されているものが多い。「生」など「せい」というように「い」で写されているものもあるが、「しょう」という音もある。これは旧仮名遣いでは「せう」。漢音、唐音、呉音といった具合に異なる音読みが存在するが、これは時代と場所が異なる。
朝鮮(韓国)語も同じように漢字を輸入したので、音読みがある。これらをつきあわせるとある程度規則的だ。
例えば「男」は朝鮮(韓国)語ではnam(남←ここにはハングルがあるのだが、見えない人もいるかもしれない)と読む。日本語では「だん」が代表的な読みだが、「なん」という読みもある。だから元の中国語ではnamだったのではないかと想像される。

2006年3月15日(水)

終業式

今日は終業式。
学年最後のホームルームは配布物も多いのと、年間皆勤賞や教科書の購入表など名前を呼んで渡すものが多く、時間がかかった。選択科目が多いので、それぞれの購入する教科書が異なるので、個票がつくられていて、それを渡す。そして、通知表。さらにDTP検定の合格証も渡したが、ほとんどが受験して、ほとんどが合格していたので、これも時間がかかった。
気付くと予定の時間を大幅に過ぎていて、既に職員会議が始まっている。
職員会議も長くて、昼食休憩をはさんで継続。終了後、明後日の合格者説明会の準備。
なかなかハードな一日だった。

2006年3月16日(木)

後期選抜

今日は後期選抜入試の日。
私のところは既に前期選抜ですべて終わっているのだが、定時制の方が後期選抜。
出勤すべき日なのだが、部外者なので、何とも居心地の悪い状態で仕事にならない。
それならということで、遠足の下見をした。生徒は登校禁止なので、部活動もないので、出やすい。2人連れて行ってきた。
雨の中の下見で、肝心の山に登らなかったが、雨天時の対策など他の部分はすべて決めた。

2006年3月17日(金)

総会準備

今日は委員長と事務局長が来て、総会案内の文書の検討をした。他にも相談することがあったので、相談をした。

今年の近畿大会は兵庫なのだが、来年(2007年度)は大阪。今、会場の詰めをしている。こちらの希望する会場があるのだが、日程から渋っているらしい。早く確定させないと準備ができない。

2006年3月18日(土)

WBC

WBCの権威を貶める審判がいる。
日本-アメリカ戦でのタッチアップを無効にした審判のこと。アメリカ-メキシコ戦ではホームランをエンタイトル・ツーベースにしてしまうし、明らかにアメリカを勝たせるための「誤審」としか思えない。これほど露骨なのは珍しい。
一方の側から審判を出すなど信じがたい運営も問題。さらに、同じ組から準決勝に進むとぶつかるという組み合わせも信じがたい。普通の運営ならクロスさせるだろう。

公平な審判のために工夫するというのは他の競技なら当然のこと。

2006年3月19日(日)

ブログ

今、このサイトにブログをいくつかつくっている。

形式をブログにしただけの更新記録などというものもあり、ほぼ毎日更新しているのはここだけ。
更新記録をブログに変更してみて思ったのは、正にうってつけということ。以前の形式であれば、更新したということを綴るためにもページの更新をした後、更新記録用のページも更新し、アップロードするという手順を踏む必要があった。しかし、更新したことを綴ってしまえば、更新記録の部分は終わり。

他の人の作ったブログも読ませてもらっているが、更新されたかどうかはRSSリーダーを使えば簡単にわかる。更新されていれば見に行けばよい。ここでも一つだけ表示させている。

ここも元々が日誌なので、向いている。日誌の性格は変わってきているが。
しかもMovable Typeでつくっているので、好きなように手を加えることができて、ここでは「関連するエントリー」というのを追加している。

2006年3月20日(月)

秒を英語でsecondという。これは「2番目」という意味もある。なぜsecondなのかというと、分はminuteなのだが、これは今では発音が変わってしまっているが、同じ綴りで「微小な」という意味の形容詞がある。

もっとも、元がラテン語でpars minuta primaで、1回目の細かくした部分といった意味のminutaが取り出されたもので、secondは元々ラテン語のsecundusで、「2番目」の意味はラテン語にとって変わられてしまっている。だから、2回目の細かくした部分ということで、secondが使われている。

ついでの話で英語の元々の「2番目」はother。だから、「隔年、2年目ごと」はevery other year、「3年目ごと」ならevery third year。

さらに、日本語訳を知らないが、60分の1秒はthird。記号は1'1''1'''という具合になっていく。

2006年3月21日(火)

10進法

今使用されている記数法が10進法なのと、日本語で使われているのが10進法なので、どの言語もそうなのだと誤解する人も多いかもしれない。しかし、「秒」でも書いたように他の進法が使われていることがある。

日本語では基本となっているのが中国語から輸入された数詞で、「億」が昔は10万を意味したということが漢和辞典に書かれている。昔は10倍ごとに用意されていたという意味では一貫性があったことになる。それがいつから変わったのかが明確でない。
実は英語のhundredも昔は120を意味していたらしい。それが今のように100を意味するように変わったのはどういう経緯なのかも知らない。どうも英語では元は12進法だったと思われる。

フランス語ではどうも元は20進法だったと思われる痕跡が80以降にある。80をquatre-vingtというが、quatreは4、vingtは20。そして、90はquatre-vingt-dixで、dixは10。91はquatre-vingt-onzeでonzeは11。といった具合。61から79までも、60を意味するsoisantに1から19までをつける。

2006年3月22日(水)

総会案内

総会の案内文書が完成したので、近く配布ルートにのせます。
私立、大阪府立、大阪市立のそれぞれでルートが異なるので、配布を担当する常任委員に送ります。そこで印刷して配布することになっています。

私の担当する文書は加盟校一覧。既にデータはあるので、つくるだけ。こちらは総会に間に合えばよいので、まだ余裕がある。

2006年3月24日(金)

地球温暖化促進装置

大阪市立の高校にエアコンが入る。ただし、ホームルーム教室だけで、実習室などには入らない。
生徒にその事を伝えたとき、実習室に入らないのであればいらないという声が上がった。
学校に入れるとその台数は非常に多い。
地球温暖化を促進する装置なので、導入には慎重であってほしい。
ところが生徒から利用料を徴収するというが、これは目的を限定したもので、転用はできないはず。冷夏はどうする?余ったらどうする?返却?逆に凄まじい暑さの年は?追加徴収?
さらにわからないのが、夏休みに授業を行えという通達。稼働率を上げるということは地球温暖化を促進するということなのだが。
私の疑問を解消する説明はない。

2006年3月25日(土)

秦新晋清

このタイトルを見て中国史に関係していると気付いた人は結構詳しい人ではなかろうか。
いずれも日本語では「しん」と読まれるが、中国語では異なる。
建国当時の音はわからないので、現代中国語標準語の発音をピンインを用いて記す。もっとも、声調符号が書けないので、数字で代用。
秦 qi2n 秦の始皇帝で有名。
新 xi1n
晋 ji4n
清 qi1ng
いずれも中国史に登場する国名、王朝名。「新」を除いては今の日本人がこの現代中国標準語の発音を聞くと「チン」と表記するのではなかろうか。

2006年3月26日(日)

観客マナー

吹奏楽部の定期演奏会に行ってきた。演劇とはまた違って楽しんできた。
ただ、身内の観客が多いせいか、ビデオ撮影をする人や写真撮影をする人が多かった。演劇の場合と違って、前説で禁止はしていなかった。しかし、ビデオカメラのスィッチをON・OFFするときの音が耳障りだった。曲が始まろうとするときにONにするので、鑑賞モードに入ったばかりの私はすぐに現実に引き戻される。音が出ないようにできるはずなので、出ないようにしておいてもらいたい。写真撮影のフラッシュも何度か光った。音を楽しむので構わないのかもしれないが、目を開けて聞いているときに光ると、やはり現実に引き戻される。デジタルカメラではフラッシュをたかないようにするとシャッター速度が落ちるので、ぶれやすくなる。フィルムのカメラならISO800を使えばフラッシュなしで十分写る。
ナレーターの滑舌が悪いのはご愛嬌。演劇とは異なり、そんな練習をしたことのない人がやっているから。

2006年3月27日(月)

遠足の下見

先日の下見では登れなかった山に登ってきた。
今日は急に気温が上がったので、暑かった。朝はちょっと涼しかったので、上に羽織っていたのだが、登る頃には気温もかなり上がっており、しかも小さな山ながら、登っていくにつれ、汗をかくようになっていた。
これで下見はすべて完了。ただ、所要時間が想定とずれたりしたので、修正が必要。

2006年3月28日(火)

音写

外国語の音を日本語に写すのは難しい。何しろ日本語にない音があるのだから。
同じ単語が時とともに表し方が変わってきたものも多い。
例えば、ローマ字の綴り方の一つにヘボン式というのがあるが、この「ヘボン」というのは人の名前から来ており、今は全く異なる書き方をする。
元の綴りはHepburn、今なら「ヘップバーン」と書くところ。なぜこれほど違うかというと、昔は聞いた音をどう表すか、だったのだが、今は元の綴りを意識する。
同じように元の単語は同じなのだが、違った表し方をし、しかも今も両方使われて、物が違うという例がある。
元の単語はlemonade。今は「レモネード」なのだが、音から取り込んだ昔の人はこれを「ラムネ」とした。今は物が違うのはご存知のとおり。

2006年3月29日(水)

表彰式

今日は学級の生徒がコンクールで賞をとったので授賞式があるということで付いていった。
実習と関わりのある作品をつくるので応募したとのことだった。
こういうものとは無縁だったので、ちょっと戸惑った。しかも、終わってから記念写真を撮り、付き添いも入ったものも撮るといわれた。私は写真は撮るのは好きだが撮られるのは嫌いだ。そんなことはどこにも書いてなかった。まあ、ともかく写真に納まった。
上位入賞者はパンフレットに写真を載せたいからと断って個々の写真を撮っていた。役所なので、そのあたりはきちんとしている。

2006年3月30日(木)

逆ポーランド記法

数式では a+b=c といった書き方が一般的だが、これを ab+c= と書く書き方がある。これを逆ポーランド記法という。
「逆」とついているのは、=+abc という書き方があって、こちらをポーランド記法という。"+"や"="といった記号を左に書くか右に書くかが違う。左に書くのがポーランド記法、逆の右に書くのが逆ポーランド記法。

さて、数式の読み方では、「a プラス b イコール c 」といったのが普通で、敢えて日本語にすれば「a 足す b は c 」と読む。これは、元はラテン語で書かれていたので、その語順で記号がつくられたため。英語などはラテン語と遠い親戚関係にあるので、語順などは似ている。だから、語順の違う日本語で敢えて読むと、日本語としては正しくないものになる。

逆ポーランド記法を取り上げたのは、日本語の語順で読めるから。先の ab+c= は「a に b を加える(+)と c に等しい(=)」。そして、この逆ポーランド記法では括弧が不要であることが知られている。例えば (a+b)c は ab+c× となり、「a に b を加えたものに c をかける」と読める。
数式通りに計算する電卓などがあるが、内部では逆ポーランド記法に変換している。

2006年3月31日(金)

滝川第二

滝川第二高等学校演劇部のブログを見つけました。コメント、トラックバックなど大歓迎とのこと。

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